花の旅人7 ~夢の庭開拓史2

2011-04-30 05:00:41 | ガーデニング
* 厳しい現実  
        オープンしたけれど                    
   芝生工事は全く手付かず泥んこ状態で
     荒れた土地を前にただ呆然・・・
        「ホント泣きそう!」     
                                                                                

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         そして7月末、
   ようやく芝の種を吹きつけることになりました。
     「芝の種を播けばすぐ緑になりますよ」
       という 業者の言葉を信じて
「1ヶ月ぐらい我慢すれば緑になるだろう」と思っていたのですが  
  ・・・ところが今度はもっとひどいトラブルが起こったのです!
            

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 ・・・真夏の暑い時にせっせせっせと水遣りをして 
    ようやく緑が出てきたと思ったら・・・
            何と
    あっちにもこっちにも緑の双葉が
  「ええっー! いつから芝が双子葉に?」  
       
  一体何が起こったのか全く理解できません!
      あわてて問い合わせてみると
何と『芝の種にクローバーの種を混ぜてある~3種混合だ』
          というのです!
          「うっそー!」
 『元の芝よりきれいにして渡します』って言ったじゃない!
   緑の芝地が気に入ってここを選んだのに・・・                   
      本当にがっかりしてしまいました                
                               
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       いつまで経っても、一年待っても     
        やり直しに来てくれません・・・!
クローバーの方が成長が早く、芝生とは程遠い状態でした。    
             やがて、
   はびこる雑草の勢いにはっと我に返りました! 
       ~もう自分で徹底的にやっていこう!
          「~とにかくまず芝生から!」
                        

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 ・・この階段もアプローチも花壇もイメージとは違うけれど・・・
 芝生をまず元の緑に戻そう ~少しずつでも! と決心
   土だらけの庭に毎日這いつくばって行きました。
      でも一人で300坪は広かったです・・!          
          しかも手作業で・・・
   それは全く気の遠くなるような作業でした。
              

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 当時のこのことは須磨佳津江さんのNHKラジオ深夜便でもお話させていただく機会がありましたので、それを一部引用させていただきます~                                      
~「1日1㎡ずつ。しゃがみこんで、時間のある時は、1日8時間でも。せっせせっせと。いい芝を集めて、クローバーは抜いて・・・。こつこつこつこつパッチワークしていきました。」
「はびこっているところは20~30cm掘り返して、根っこの端から端まで取り出すんです。少しでも残しましたら、またそこから芽が出てきますから。」
「まず今自分が綺麗にした1㎡を見て、あるいは昨日綺麗にしたもう一寸先を見て、あるいは1ヶ月かけたもう少し広い広がりを見て。~‘これだけは綺麗にした’というのは確かなことです。
・・・だから最初はもう絶望的だったですよね。周りをぐるっと見回して、ため息ばかりついていたんですけど、まず1ピースだ・・・! 一つの部分だと!」
「庭づくりのいいことは、相手の植物が成長してくれる。」
「だから1つの小さなピースと思ったものが、たとえば10年経てば、考えられもしないすっごく広い面積を美しく飾ってくれるんです。」  
(2005年放送 ~須磨さんが上手に話を引き出して下さって、自分でもびっくりするほどお喋りできました・・・ 前後略)
            
                   
                
      「~今すぐ10年先へ行きたい!」
           「早く10年経って!」
      このころ何度そう思ったことでしょう・・・                                  

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     でも毎日少しずつ小さな緑が広がり始め

   ゆっくりゆっくり・・・緑の芝生に変わって行きました。

        そして92年後半 ようやく

    「これなら次のアプローチをイメージできそう!」

        「来年こそ作り変えよう~!」

  いよいよアプローチのデザインを考えはじめたのです

            

 * ようやくスタートラインに   

               

 全体が滑らかな芝生に戻った’93年春

  

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     長い散水用のホースを実際に置いてみて 

   ~この緑の傾斜にお似合いのアプローチを検討~    

               

Photo_2  こうして3年がかりで

 300坪余りを元の芝生に

 戻すことができたのです。

          

 思い出の赤いチューリップも

 芝の緑に美しく映えて・・・!   

 ようやく「夢の庭」のスタートライン

 に立つことが出来たのでした。

                      

 * 雪かきも手作業で2年間

   最初の2年間は 除雪機なしで雪かきをしました。

    もちろん 高原の冬は長く、自然は厳しいです。

  ~12月末ごろ根雪になり、冬の積雪は1mぐらいあります。                    

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23mのアプローチは手作業で雪掻きすると30分かかり、
     駐車場6台分は3時間がかりでした。
  そして、大屋根から落ちた雪の始末には、
       夫婦2人で丸1週間かかりました。
   
  雪かきは力仕事で 冬でも熱くて汗をかきます。
    最後の方はTシャツ1枚で作業を続け・・・
     自然の威力が身体に染み込みました。
     
              
  3年目、除雪機を購入したら仕事率は6倍に!
機械は便利!人間の知恵って本当にすごいなあと実感しました。
            
       

     Mup               

                                

               

               

         
                            

カラマツ萌ゆ

2011-04-29 05:01:58 | 日記・エッセイ・コラム
         4月28日
         
    激しい雨が 夜のうちに行き過ぎました。
       
 今朝はカラマツの枝先にほんのかすかな緑が感じられ・・・
              
    ドキドキするような萌黄の季節が始まりました。
         

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   庭へ降りてカラマツの緑を捜しに行きました。
       
 下の空き地のカラマツは下の方にも枝が張っています~
            
             

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          「ほら やっぱり!」
        これがカラマツの新芽です。
      ~5mmぐらいの丸い緑に出会えました!
            
             
        「あら 花も咲いてる!」
              

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  淡い黄色のカラマツの花がこんな下枝にもついています。

        思いがけず間近で見られて

         ・・・ちょっと感動しました!

                   
                         
                   
           昨日の強い風で
庭や道路に古い松ぼっくりが散乱して大変だったのですが
                

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           ・・・一日にして
     命の交代劇に立ち会ったのでした。
                           
                      
               
              
         申し送れましたが・・・
        わが家のロゴマーク(自作)は
      この ‘から松ぼっくり’のイメージです
                 
                          ↓                                   

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       カラマツの松ぼっくりは2cmほど・・
          かわいくて大好き!です
               
               
                  
   ~大風でいっぱい落ちた直後の今の時期が
       松ぼっくりを採集するチャンスです。         
               
                          




春風に揺られて

2011-04-28 02:07:09 | ガーデニング
          
        4月27日
      
   朝から強い南風で気温上昇中・・・
        
フェーン現象でしょうか!
        
         急に花がいろいろ開き始めました。
         
1 クリスマスローズ
         

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                    (プルモナリア)

      

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     プリムラ ジュリアン         ヒヤシンス

            

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   スイセン   八重咲き      ラッパスイセン

            

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  リュウキンカ             プリムラ ベリス

                

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 早咲きチューリップも蕾が急に膨らんできました

               

              

                         

用事で立ち寄られた町の方が突然リンゴの剪定をして下さいました!

  ・・・幹の中心へ伸びている枝など チョキチョキ・・・ 

       その気軽さ身軽さにもうびっくり!

        「ありがとうございました」 

      ~今日もふわっと春風に包まれて~

           

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 今日は3時ごろか雨の予報だったけれど 大丈夫でした

    夕方までガーデニング三昧で~筋肉痛です!

                        

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5時を過ぎると飯綱山の方からどんどん黒雲が押し寄せてきました!

                         

            

                    

          梟 12

   今夜もやって来たフクロウは雄だけでした。

 「Bo bobobo Bobobobo Bobobobobo 。。」   

  後ろを振り返って盛んに呼ぶのですが・・・・!

        メスはやって来ません。

                       

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雨にふられて、メスにふられて かわいそうなフクロウ!        

   
       


里山のカタクリ ~飯綱町

2011-04-27 05:39:18 | まち歩き

       

          4月26日

  小雨がぱらつき出したのでガーデニングを中止して

 午後から上赤塩のカタクリ群落を見に行くことにしました。

            

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 目的地⑥は飯綱町の東端で ここからおよそ15km。

     上赤塩地区のりんご畑の奥にありました。

              

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 5分ほど登っていくと遊歩道の左右でカタクリが咲き始め

  小雨にもかかわらずほとんどの花が開いていました。

                    

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地域の皆さんが保護している上赤塩カタクリ群生地に到着。

    

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     今年は平年より遅くまで咲いているようです。 

 上を見上げると 山の斜面にカタクリがたくさん咲いています。

 左上の端まで行くと、中野市街や千曲川も見下ろせるようです。

        

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カタクリ以外にもショウジョウバカマやスミレなども咲いていました。

    20~30分あればゆっくり楽しめるところです。

              

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  降りてくるとリンゴ畑の向こうに 小雨に煙る山里が

    斑尾山を背に静かに広がっていました。

                    

               

                              

         

 

 


水芭蕉が咲きました & 梟11

2011-04-25 07:15:56 | まち歩き

      

 標高900mほどの飯綱東高原では水芭蕉の季節を迎えました。

                     

 水芭蕉園は いいづなリゾートスキー場の一番下の駐車場から歩いてすぐのところにあります。

             

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 このようなハンノキ林の中にあって、一周30分ほど。

    気軽に散策を楽しむことが出来ます。

     

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 入ってすぐのところでは リュウキンカも咲き始めていました。

                  (4月23日)         

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     大きな群落が5,6箇所ぐらい分布しています。

    上のほうの湿原では まだ水芭蕉の花が小さく、

         咲き始めたばかりでした。

         

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        水芭蕉やリュウキンカ以外では、

     ナニワズやハイイヌガヤ、ハイイヌツゲなど

    日本海側に特有に分布する植物も見ることができます。

                   

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    ナニワズ             ハイイヌガヤ

              

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この日

ニリンソウはまだ葉っぱだけでした。

5月に入るときっと

たくさん咲き出すことでしょう。       

          

   

      

                      

   高原のお花見はまず水芭蕉から始まります。             

      

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        東の森の気まぐれフクロウは?

          

    4月22日~23日の夜はやって来ました!

   胸をこすりつけるような仕草もあったのですが

        卵は隠したままです

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    あくる日の夜(23~24日)は全く姿を見せず

         

    4月24日夕方~ 2羽で何度もやって来ました

     40分近く出たり入ったりを繰り返しましたが

       卵を産んだ気配はありません    

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雪景色に魅せられて ~影絵「天の笛」

2011-04-24 09:28:01 | 日記・エッセイ・コラム

         

 私たちが転職を決めたのは霊仙寺湖畔の雪景色でした。

  『でも こんなに花が好きなのになぜ雪景色?』

      

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        ずっと持っていた謎が

 雪解けに咲く花と、影絵「天の笛」を重ねることによって、

       次第に解けてゆきました。

             

               

  斉藤隆介作「天の笛」 (1978年~佼成出版社)

                            

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 この物語は

 ひばりが命をかけて太陽のかけらを

 とってきたことから

 厳しく長い冬が終わり一気に春が訪

 れる ~ というお話で、  

 そのお話に藤城清治さんが影絵を添えて絵本として出版されました。

                          

         ページを繰ると 

    ・・・ひばりの羽ばたきや、厚い雪雲 

 ぐりんぐりん真っ赤に燃える太陽などのシーンが延々続き、

     一変して 次のページに変わるのです! 

                 

       < 魅せられたページ >

  Photo_10               

                

       そこに広がる清らかな雪原!

  そして焼け死んだひばりから雪解けが始まり、大地の黒へ

      命燃える草花の色とのコントラスト!

     周りへ広がる 微妙な色彩の光の輪  

          さらに最後のページは

    一面の花園で埋め尽くされていきます・・・!

                    

 私は書店でこのページに巡りあった時 「ゾクゾクッ」と大きな

   衝撃を受け、深い感動でその場に立ち尽くしました。

               そして  

「いつか絶対これを影絵劇にして上演しよう!」と思ったのでした。      

                       

                

                

   やがて 10年後雪景色との出会いによって

 「天の笛」の背景は霊仙寺湖の風景に置き換えられ

   物語と現実が 夢のように重なりはじめました。

           

            

                

    「ひばりが落ちた地面から花ひらきはじめ・・・」    

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    「 花の輪はグングンひろがっていった

           地面は一ぺんに春になったのだ 」   

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     < ’89年10月 「天の笛」上演イメージ >

    (雪景色は自分でカットし 花園は同僚のT先生作です)

              

     

               

     

                    

 * 影絵劇について (1977~’86年)

                  

私は教師になって間もなく藤城清治さんの影絵に強く魅きつけられ、

 「影絵クラブ」を作って中学校の文化祭で上演したことがあります。   

                

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  方法は 

   2台のOHP(オーバーヘッドプロジェクター)を用いて

     拡大した背景をスクリーンに映し出し

  その光で人形のシルエットを作って劇をします。

                             

             Photo_2           

 * OHP2台の映像を合成したり 

 セロファンやカラープレートで画

 面に色彩を加えたり、ぼかしを入

 れたり 光の量を変化させたり・・・

 

 工夫次第で画面に素晴らしい効果を出せるのも大きな魅力でした。

                         

 透明な光と影の世界にすっかり魅了され 

 ~「天の笛」 「銀河鉄道の夜」 「つるの恩返し」 「かぐや姫」など~

    10分程度の影絵劇にして文化祭で上演していました。

                       

       そして ’88年転勤したのを機会に

   クラブ活動は止めてしまっていたのですが・・・

 ’89年 ~教師向けの影絵劇講習会を というお話をいただき~

          同僚の先生方の協力を得て、

      再び「天の笛」を演じることができたのでした。

                    

       

           

              

           

     このように絵本の一ページが  

未来の世界で 雪景色と花園を結び付けてくれたのでした。

              

            そして今  

          天空に向かって   

    さえずり飛翔し続けるひばりの姿と

          現実の世界で   

    勇気を持って困難に立ち向う人の姿や

  未来に向かって努力し続ける多くの方々の姿が                         

          重なり合ってきます・・・

        

 大きな災害の 命の瀬戸際でとられた行動に感銘を受け

    素朴でさりげない表現の中に漂う深い悲しみを

           推し量りつつ・・・

       「きっといつか本物が!」

          と念じています。

                                                                       

              

                     

                   

            


花の旅人6 ~夢の庭開拓史1 

2011-04-21 10:50:09 | ガーデニング
        
  翌年秋、大阪でまだ教師をしながら建て始め、
1990年3月末で退職して、夏オープンすることにしました。
       
 建物は白い壁に薄緑色の屋根。
 切妻屋根を組み合わせた‘グリーンゲイブルズ風’を自分でデザインしました。
      

  Photo

 間取りは~ 部屋は南向き
 眺望を考えてダイニングを南西端に配置したのですが・・・
       

1 地形図を手がかりに   

   ~しかし、それをどこにどう建てるかで悩みました。

 業者に貰った図面では、左の道路と平行に家を建てることになっていますが、これでは前庭が狭くなります。              

  希望は・・・

 高原の傾斜を生かしたい、風景を取り入れたい、前庭を広く・・・

      でも遠く離れた大阪で暮らしているので、

  450坪という広さも、傾斜も全くイメージできず・・・?!

                

    Photo_17 

             

 9月の連休を利用してもう一度現地に入り、構想を練ったのですが

    ~1500㎡の自然の中ではいかに自分が小さいか

          を実感するばかりでした。 

               ところが

 現地をイメージしながら1ヶ月近くこの等高線を眺めていたとき、

        ふっとアイデアが湧いたのです。

                    

     

2  「そうだ立体模型を作ろう!」

           

   ・・・等高線を目分量でさらに5等分して型紙を起こし

        このような 立体模型を作りました。

                  

    Photo_18  

       

  家を斜めに位置し、緩やかなアプローチをのぼって玄関へ・・  

           というイメージです。

                   

 11月、これを現地へ持っていって建築位置を決めました。

                     

Photo_3

                

                       

       そして年末から基礎工事に入り、

       年が明けて3月末で私たちは退職

    4月からペンションの準備へと向かっていったのです。

               

                 

 3 夢の庭を描いて

                        

   オープンまであと2ヶ月。ブルーシートが取れた5月、

   

   Photo_4   

                           

    パンフレット用のイラストを自分で描きました。

     第2の人生何でも自分でがコンセプトでした        

  宮崎駿さんの「魔女の宅急便」に出てくる庭がモデルです。

           

   Photo_19

       

     ・・息子が偶然このアニメの本を持っていて、

それを~一目見るなり 「地形がそっくり!この雰囲気大好き!」と

      ・・・夢の庭のイメージが決まりました。

        

4 泥だらけのオープン  1990年7月22日

あらかじめ 草花の種を10種類くらい大阪で播いて準備して来ました。

    ~緑の芝生に家がポンと建って、                  「引っ越したらすぐ花を植えていこう!」と夢をふくらませていたのですが・・・ 

それは大きな間違いだったのです。工事が遅れていました!

     

   Photo_20

      

  夏休みに入ってすぐの大安 7月22日にオープン!

         オープンの日に合わせて

  元同僚や教え子の方々が泊まりに来てくださいました。

              けれど 

 芝生の工事は全く手付かずのままで、土だらけの庭でした!   

夢の庭を想い描いていただけにショックは本当に大きかったです。

      夢と現実には大きな落差があったのです!           

          
                                   つづく
                        。。。

       

突然の雪に・・・  & 梟10

2011-04-19 18:32:49 | ガーデニング

             

     4月19日 朝9時前

昨夜から降り出していた雨がみぞれになったかと思うと、あっという間に雪に変わりました。

           

  Photo_3

              

 ~雨不足でからからだったので、恵みの雨のはずだったのですが・・・

        庭はみるみる真っ白に!

      

  Photo_4

         

  昨日一斉に花開いたチオノドクサはどうなったのでしょう?

   雪の重みで駄目になってしまったのでは・・・?

    心配になって庭に探しに出てみました~ 

            

  チオノドクサはほとんどが雪に覆われてしまっています。               

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     クロッカスは花を閉じて 雪をしのいでいます。

                       

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 倒れていた水仙テタテタ! ~場所によっていろいろです。

                     

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 雪の中でもしゃんとしたスノードロップ 立派!

                

                                  

                 

Photo_13

           

    赤味を帯びたクリスマスローズは

   白い雪をバックにひと際 その魅力を発揮!

   暖かいオーラをまわりに漂わせていました。

              

    本当にこの季節にぴったりの花です!   

              

              

                

  フクロウは最近 あまりやって来なくなりました。

 

 Photo_15

  17日、18日も やって来たのは雄だけで

 来ても数分だけで 巣箱の中には入ろうとしません。

 後を振り返っては 雌を呼ぶように鳴くのですが~

                

    雌はかなり神経質になっているようで・・

    残念ながら 巣作りを放棄しそうです。        

                            梟 10

              

      

   


OGS(オープンガーデンオブ信州)総会

2011-04-19 07:29:02 | ガーデニング
            4月16日
     
  長野でも桜の開花宣言があったこの日         
オープンガーデンオブ信州の総会が駅前のホテルでありました。
 ~73名の仲間が出席、今年の会員数は213だそうです。
                 

 Photo 

     

 会長挨拶の後 今年は東日本大震災への黙祷をおこない・・・       

 新旧年度の事業報告及び計画、会計等承認されました。

               

  今年のイエローブックは80ページ。

  88軒のお庭が会員に公開されます。

    ↓

Photo_9 Photo_2 

                     

     そしてバラ部会の活動報告や     ↑

   中野市の「バラまつり」英国式庭園オープンの案内

 夏のバスツアー(今年は河口湖オルゴールの森)計画など発表され、

   ようやく信州にも春が訪れ、お庭の季節が訪れました。

         

 ~今年は仲間のお庭を出来るだけたくさん訪問しよう!~

         と思っています。           

                    

              

                    

  午後の部の記念講演は、ビズ編集長の八木波奈子さん

   テーマは「庭と人生~日本と英国のガーデニング」でしたが

           

              前半は東日本大震災支援のためのPhoto_2

 ‘ 3.11 ガーデンチャリティー ’

 を発表され、主旨の説明を

 なさいました。

          

 ・・・被災地を長い目で支援していくことを視野にいれ、

 ~オープンガーデンを通じてチャリティーを行い、緑や花や心の回復を目指しましょう~

 と熱く呼びかけられました! 

  詳しくは次号ビズ(5月中旬発売)に掲載されるそうです。

       

英国ではごく普通に行なわれているガーデンチャリティーが 震災を機に 

 日本版チャリティーとなって広く呼びかけられることになりそうです・・・!

                       

 Photo_6 

         

  呼びかけ発起人は  BISES編集長 八木波奈子さん

      淡路島「奇跡の星の植物館」館長 辻本智子さん 

  北海道ブレインズ「種まく私たち」代表 内倉真由美さん       

                        

        

  Photo_4

            

        後半は

シシングハーストやローソンさんの庭、チャールズ皇太子の庭

ローズマリーさんの庭等 人生や編集の苦労話も交えて紹介があり、

 世界有数の名園を 身近な存在に感じることができました。

               

       ガーデニング雑誌ビズには

 OGSの会員の庭も数多く掲載していただきましたので

憧れの雑誌の編集長さんをお迎えて出来てとても良かったです。

              

 自分で作った庭を取り上げていただける喜びは本当に大きく

  ・・・その後、庭を作り続けていく上での大きな励みとなり、

     またどれほど勇気を得たことでしょう・・・!

 それぞれが 直接 掲載のお礼を申し上げることが出来ました!        

       

             

         Photo_8 

             

           

 お庭を公開したり、掲載していただいたり、人前で話したり・・・ 

自分の気持ちを表現するのは楽しいけれど勇気がいるものです!

           

            この日は

~そんな同じ思いの仲間が身近にいることの幸せ~

        を感じた1日となりました。

     皆さん今年も楽しくやりましょうね! 

            

                       

      
         

早春の花 1

2011-04-17 07:44:13 | ガーデニング
           4月15日  
             
           
 地面でオオベンケイソウ(セダム)の芽が広がり始めました。
 少し紫味を帯びて まるで緑の花のようなかわいさです。
                

Photo 

   

今日の早春の花 ニューフェースをご紹介します。

           

ダークレッドのダブル咲きクリスマスローズ

Photo_2 Photo_3  

             ミニサイズのスイセン‘テタテタ’

         

 チオノドクサ 青色 ~球根植物です

Photo_4 Photo_6

                  チオノドクサ 白色

               

 アズマイチゲ ~自生の山野草 少し青味があります

Photo_5 Photo_7

    セダムオータムジョイは上から見るとまるでバラの花のよう・・!

           

  その他 クロッカス、スノードロップ、ミニアイリスなど・・・

 作業の手を休めたとき そこここで かわいく微笑みかけてくれます・・・

          

               

     

                


花の旅人5~ペンション用地を探しに

2011-04-15 18:57:10 | 花の旅人
 1988年 6月4日~6日
          
昔泊まったペンションの系列会社からすぐ資料を取り寄せて 早速 用地探しの旅へ出発しました。私(中学教員)は代休。夫(高校教員)と子供達(高1と小6)は学校を休みました。
「真剣に考えて、反対だったら言ってね」~土曜の午後大阪を出発、富山から長野へと廻ってきたのです。
             
    4 
                   
              
1 初めての飯綱東高原 初夏 
 高原へ入って間もなく 霊仙寺湖の横でウスバシロチョウを発見! 早々に 珍しい高原の蝶に出会って 皆興奮しました!Photo_12

 ~息子はその頃かなりの蝶マニアだったのです

 蝶に歓迎されていたのかも知れません!

 

     Photo_11(イメージ)

              

高原の第一印象としては ~全体に緩やかな傾斜で、カラマツ林が適度に間伐されていて明るく開放感がある ~ことなど 好印象でした。    

 Photo_5

              

標高900m前後、区画それぞれの広さは約1500㎡です。

大好きなリンゴの木が 各区画2本ずつ植えられていたのも 

リンゴ村らしいステキなコンセプトだと思えました!

                         

 Photo_6

この区画は道路に向かって次第に傾斜が緩やかになっていて 地形が一番気に入った場所でした。 

  しかしすでに先約有り、商談中だったのですが・・・

                          

2 夏 2度目の訪問 7月24日

 1ヵ月後 商談中だったこの区画が偶然空いたというので  

     また見に行くことにしました。

途中 蓼科のペンションに泊まったのでそこのオーナーさんに相談したら、「建物を少し見上げるような土地がいいですよ!」と貴重なアドバイスを受けました。   

 Jpg

                   
 この日は緑の芝地が広がっていて
 全体の一体感がとても気に入りました。

周辺の環境も静かでとてもゆったりしています。

「季節を変えて何度もここへ来て、転職するかどうかゆっくり考えよう!」

「収入は二の次。自然の中で何とか食べていければいいのだから・・・」  気持ちは次第に前向きになって行ったのですが・・・     
 
3 秋 3度目の訪問 10月10日     
連休を利用して 乗鞍や妙高をぐるっと廻って 
    秋の様子を見に来ました。
ここを拠点として お客様もあちこち楽しめそうです。
            

Photo_15

                                       

お向かいでは新しいペンションの建築が始まっていました。

 手前(?)が私達の予定地です・・・

  けれどまだ迷っていました。

       
4 冬 4度目の訪問 12月30日
 新しく出来たペンションの宿泊者第1号として、
  スキーシーズンを体験しに来ました。
   道路でそり遊びをしながらも・・・
 新生活へのイメージはまだピンと来ません。
      

  Photo_16 

                

        

   ところが大阪へ帰る間際になって、

「湖からの景色がきれいですよ」とオーナーさんに誘われて、

 霊仙寺湖へと出かけたときのことです・・・

                     

~この湖はペンション村から500mほどのところにあります。

慣れない雪道を慎重に運転しながら車の後に続きました。

                  

やがてカラマツ林の間を抜けてそろそろと坂を下りきったとき、

 突然視界が開けて、目の前にこの風景が現れたのです。

              

 Photo_18

             

この日は偶然よく晴れて、山々がくっきり姿を現していたのでした。

  ~予想もしていなかった美しい雪山が

   どんどん目の前に迫ってきます。

「車止めて~」と叫んで夢中でシャッターを切りました。

             

 「ワアーきれい!」「スゴ~イ!」 

・・天気ひとつでこんなに風景が違うんだ・・・

自然の凄さ美しさに驚き、大きな感動に包まれました。  

      

 Photo_17

              (イメージ) 

                            

     なだらかに広がる裾野から

 火山のエネルギーが伝わってくるようでした!

          

 やがて・・「その地その地の良さがある!」

   「ここで新しい生活を始めよう。」                   

      スーッと背筋が伸びて、

そんな思いが内から湧き上がってきたのでした。

         

 「エネルギーがあるうちに転職しよう!」                  

・・教師を辞めて、信州でペンションをしよう!

               

 ~不惑の40代 人生の大きな決断ができたのは

 霊仙寺湖の雪景色と 偶然出会ったからです~          

             
    。。。。。  つづく
                                           

フクロウは卵を隠した!     梟9

2011-04-14 23:06:16 | 日記・エッセイ・コラム
           
 4月11日~4月14日 フクロウ日記
        
 4/11 全く姿を見せなかった
                
 4/12 19:20ごろ 
      2羽でやって来ました

                                

 331

            

    1羽だけが巣箱の中へ入りましたが

           

 330 

   全く抱卵しようとせず・・・すぐ出て行きました             

 

       

 4/13 19:54ごろ 1羽だけやってきました 

    入り口にとまっただけで巣箱へ入らず すぐ飛び去った  

  Photo_15

           

            

                      

 4/14 2:04 この夜やって来たのは2度目 

            巣箱の中には卵が3個

  Photo_16

         

      2:05 巣箱の中へ入り

  Photo_17

        

      2:06 羽根を広げて、ごそごそ・・・

  Photo_18

             

    卵が2個になった! ~1個隠してしまいました

  Photo_19

       

    そのまま出て行ってしまうのかと思いきや

       2:09 また巣箱へ戻り

  Photo_20

  2:10 尾を上げて再びなにやら盛んに ごそごそ・・・

                     

   今度は卵が3個とも隠されていました!    

  Photo_21

         

    この後すぐフクロウは飛び去りました

             

              

         4月14日 快晴

      今日もガーデニング日和です

             

  9:22 道路ボーダーの雪もようやく解けました

      上のテラスから2週間遅れです           

   Photo_24

            

  南西角のシャクナゲ付近はもう少し・・・            

   Photo_25 

  4ヶ月余り雪の下になっていたので このとおり皆ぺしゃんこ

  この下からたくさんの緑が吹き出してくるのが不思議なくらい・・!

            

 雪解け前線に遅れまいと 毎日毎日 後片付けをしてきたのですが・・ 

      ここに来て 一気に雪解がスピードアップ! 

    

  Photo_26

           

   カラマツの落ち枝や木の実が庭中に散乱しています

       まだまだ単調な作業が続きます・・・!

              

   Photo_27

           

  17:16 太陽が飯綱山に沈んで 作業も終了しました

                               

                

                  

          フクロウの巣箱では

                             

      卵3個が隠されたままです

                   

  Photo_23

            

        4/14 22:19 

フクロウは 夜になってもまだ1羽も戻ってきません・・・

        

                              梟 9   

  

                           


三寒四温

2011-04-14 06:43:38 | ガーデニング
          4月12日
        
前の日の午後 急に寒くなったかと思うと 小雪が舞い始めました
      
     今朝はごらんのとおり 薄っすら雪化粧!
         
   6:55

Photo

        
  ラッパズイセンはまだ蕾なので 雪で痛まず元気でした    

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   紫色のクロッカスは粉砂糖をふりかけられたみたい

             

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スモモの下では

スノードロップやクリスマスローズがお辞儀をしています

              

 Photo_6 

 6:57 東の森から朝日がさしはじめました

                      

 玄関ポーチのチューリップは蕾がのぞいていて

 今年この辺りは ネズミの食害を免れましたよう!

    「よしよし」 ・・金網作戦成功!

     葉っぱの縞模様が小粋ですねえ~

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 Photo_10 

 出窓の下でも クロッカスの間でチューリップの葉が展開中で

      春の足音が聞こえてくるよう・・・!

           

       

         今日は庭仕事は諦めて・・・

    チャリティー用種セットを完成させました

     目標の50セットをクリアー 65セットに!

       お土産やプレゼントにも使えそう!

     1セット500円 ~皆 買ってくれるかしら?

                    

  Photo_11 

       

              

   午後庭へ降りると すっかり雪が解けて 

スノードロップは元気に花茎を持ち上げていました。

                

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  また明日から温かさがってくるそうです  
            
              
               
                      

どうするフクロウ  ~梟8

2011-04-11 04:16:30 | 日記・エッセイ・コラム
        
         最近のフクロウの行動
         
 時々オスがやって来るものの、卵3個が置き去り状態です。
         
 4/6  1:26 1羽 多分オスだけ
 4/7  全く寄り付かず
 4/8  22:40~49 この間 3度やって来た
      1度目は、後を振り返り盛んに鳴いて呼んでいる様子
 4/9  全く来なかった
 4/10 夕方2羽でやって来たが・・・5分ほどで行ってしまった
        
       
        4月10日のフクロウ
       
1 18:47 暗くなってまもなく1羽目がやって来た。
        こんなに早くやって来るとは予想外
        この後すぐ中へ入って、卵の上に座った(雌のようだ)

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2 卵の上に座って、抱卵するような仕草もあったのですが

  30秒後 すぐ2羽目が登場 

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3 18:48 後から来たのも 中へ入ると 

 2

           
4 5秒後 先にいたのがすぐ出て行ってしまった 

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5 18:49 卵を点検するかのように 少しだけつつき
        卵の上には乗らない(多分雄) 

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6 18:50 この後すぐ出て行ってしまった 

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7 翌11日 巣箱には卵が3個残されたまま

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 この卵はどうなるのでしょう? 4個目を産むのか?

       

                

      がんばって! フクロウ

               

                              梟 8


すすむ雪解け

2011-04-09 06:33:54 | ガーデニング
4月5日からずっと温かい日が続いています。
           
    南のテラスから雪解けが始まり・・・
       

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午後 前庭に日差しが入り込んで落葉樹が長い影を落としました。

                      

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エゴの木の根元にモグラかネズミの気配を嗅ぎつけたのでしょうか?      黒猫がやって来ました。 「一体どこの子?」 

     

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 チューリップの芽は急に伸び初め、             

         シジュウカラが巣箱を出たり入ったり!

                

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              午後になると 

    室内播きしたサポナリアの芽生えが

    窓辺の光に向かって身を乗り出し・・

スノードロップはぐんぐん落ち葉を押し上げていました。

            

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  植物も・・・春に向かってゆっくり動いています!今日はスノードロップがどんどん咲き始めました

                 

                

               

            4月6日    

        ~40個ぐらいありそう!

  去年 球根を植えたのはいつだったかしら・・・?

          

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       光の中でキラキラ!                     

  うな垂れながらそよ風にさざめきあっています

私も少しうつむき加減に 季節の中へ身をおいてみました~

                          

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   まず目に飛び込んできたのは白いクロッカス!         

       今一番輝いている仲間たち!

   ~ラムズイヤーのふんわり葉っぱに癒されて?~

           

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色違い仲間 ストライプや紫は少しバラバラに咲いています。

        

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 ビオラの花は2,3個。 三寸アヤメも1本咲き出して、

       フッキソウにも花芽が1個~まだまだ蕾です。                       

    

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 午後になってスノードロップが少し花を広げました。

口元の模様が可愛くのぞいています~「微笑むスノードロップ」!      

        

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         ふと見上げると 

     夫が花の小径で作業していました。

   伐採した木の切り株を使ってステップ修理です・・

                    

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         ここから眺めていると、

 手前の花壇はクロッカスの花がまばらでまだ淋しい限り・・!

    今咲いてる花があの箇所にもあったらもっとステキ~

      この雪解けがもっとワクワクしそう・・!

  「来年少しがんばってみようかしら?」と夢がふくらんできました

               

     ・・雪解けと共にぐんぐん花の輪が広がっていく・・

        

      私の大好きな物語 「天の笛」 へと

          イメージを重ねていました