南国のツマベニチョウは私にとって夢の蝶~幻の蝶的な存在。
今回の旅行では飛んでいるツマベニチョウと出会えるかどうかも楽しみの一つだったのです。
ところが13日、海洋博公園で早速ツマベニチョウの姿を目撃! しかも何度も!
突然茂みの陰から現れて、でも花に止まったりすることはなく前方の道路を横切ったり さっと飛び去っていくのですが・・
「あっ ツマベニチョウだ!」 大きな白い蝶の前翅の先に鮮やかなオレンジ色の模様が確認できるともう大喜びでした!
そして翌14日 うるま市の「ビオスの丘」というところで亜熱帯の木々の間を飛んでいるのを何度も見ることが出来たのです。
「こんなに普通に飛んでるんだ~!」 雨上がりの後、少し日差しが出たのが幸いしたのでしょう・・
残念ながらチョウの姿をくっきりと写真に収めることは出来ませんでしたが 33年ぶりの再会に大満足できました。
(緑の谷を飛ぶ白いツマベニチョウ・・木立の間に入ってすぐ見えなくなります)
思い出~「幻のツマベニチョウ」
実は今から33年前、この蝶を素手で捕えたことがあるのです!
しかも沖縄ではなくなんと九州の阿蘇山で。・・それは1982年の夏休みに九州へ家族で旅行したときのことでした。
8月のある日、阿蘇の高原に入る頃はもう夕方で、おまけにあたり一面すっぽりと濃い霧に包まれてしまっていました・・
どこをどう走っているかルートも周りの様子も定かではない状態でその日は何とか宿に到着。
・・ところが翌朝、霧は嘘のように晴れて、散歩に出てみるとたっぷりの朝露がキラキラと朝日に輝いていました。
その朝露に足元を濡らしつつ小高い丘に着いたとき、キラキラ輝く向こうの草にとまっている白い蝶を発見!
朝日を浴びながら大きな白い蝶が美しい翅をゆっくり開閉しているのです。 抜き足差し足 少しずつ少しずつ近寄って行きました。
胸はドキドキ・・ 赤い模様が一瞬見えました。 『何だろう』 初めて見る種類です 蝶はまだ逃げません。
捕らえようにも生憎、帽子も何も持っていません。 ・・両手を丸~く 真っ直ぐ近寄りながら少しずつ合わせるようにしていき~
次の瞬間、 「うっそー!」。 なんとその蝶を素手で捕えたのでした。 両手のひらに収まった大きな蝶~ それがツマベニチョウだったのです。
・・大風に乗って 遥か沖縄から阿蘇までやって来たのでしょうか? 漂チョウとなって! (・・でも最近、台風来てなかったよね?)
これがツマベニチョウとの初めての出会いだったのです!
大阪から遠く九州へやってきた旅人にとってこの偶然の出会いはさらに遥か遠くの沖縄への憧れとなって永く心に刻まれていったのでした。
ビオスの丘を颯爽と飛ぶツマベニチョウ
亜熱帯の植物が生い茂るビオスの丘
地面に下りて吸水しているアオスジアゲハ
ゴマダラチョウは比較的近くで止まってくれました。 このほか、オオゴマダラやジャコウアゲハが飛んでいる姿も確認できました。
レンズの向こうに幼虫もいろいろ発見~ 君達は一体なにになるの?
読谷村伊良皆 R58の街路樹 その他各地にブーゲンビレア、ブッソウゲ、クロトン、インパチェンスが普通にありました。
タチアワユキセンダングサ(通称サシグサ)
アダンの実
オキナワキョウチクトウ 注意、毒があるそうです!