母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

わたしの冬菜は

2017年04月25日 | 花(春)
わたしの冬菜は春が来ると
すっくと伸びて黄色い花を明かりのように咲かせた
わたしの冬菜は秋に蒔き
厳冬期には緑色に生えそろい
朝のサラダになったカリカリベーコンをトッピングされ

わたしの冬菜は優れもので
摘んでも摘んでもへこたれず
寒い朝ほどきりりと葉っぱを広げる
とても頼もしい友達

寒い季節が終わると
なんだかすっかりのんびりしてきて
一斉に黄色い菜の花になった
気丈な葉っぱも寒さを越えると春の花
青い花瓶に投げ入れると
蜜のような匂いを発しリズムを取り
にぎやかに語り合って広がった

すまし汁に花菜を一本
加えて浮かべたらやはり
あの頼もしい冬菜になった

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2 コメント

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Unknown (熊子の百葉箱)
2017-04-29 11:11:21
おはようございます。
秋に蒔くのですね(#^^#)熊子はせっかちなので
秋に入る前に蒔いてました。
確かに摘んでも大丈夫、万能な食材。
菜の花になっても、来年になるとまた小さいけれど目を出して、もう小さいから摘まないけど、また同じように菜の花になってるんですよね(笑)
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花菜 (はな)
2017-04-29 23:11:40
10月上旬に蒔くといいですが、寒い11月になると遅いようです。 草の生育は季節が難しいですね。

春は一斉に色色な青菜が花開きますが、
お花もまた、飾ったり出来ていいですね。
返信する

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