母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

秋草の花をたおりて

2013年10月20日 | 青春
秋草の花をたおりて
君住みし町 バスに揺られき
秋草の花はうすべに
秋草の花のいとしさ


歩みゆく我が足元に
まつわれる花はさびしき
絶えて人行き交うもなき道野辺
人知れず 汝は咲きたり


秋草の細き姿は
いにしえの君に似たるかな
うつむきて佇む影の
やさしさを我は忘れず

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