誉田 哲也作品で入手できてなかった本作、文庫化でGET。これで後は「アクセス」と「吉原暗黒譚 狐面慕情」の2作のみか・・・アクセスはありそうなんだが無い・・・オーダすりゃ入手可能なのかな?
秋川瑞樹、現在フリーター。小学生の頃のトラウマで超能力やら霊能力やらが吐き気がするほど大嫌い。一方でかなりの大ボケ振り・・・留学中の惚れた男の刺繍の翻訳版を自費出版→母親に200万の借金、細々月に1万づつ返す日々。そんな折子供の頃から頭の上がらぬ叔母=TV局のブロデューサから持ちかけられたバイトは、霊能者の通訳??そんなの嫌だ突っぱねれば、報酬の25万は既に母親に振込み済み??結局強引に霊能者による犯罪調査番組の通訳をやらされることに・・・・そんなお話。
なんと言うか・・・素敵にエンターテイメント。テンポ、切れ味良く・・・緊張感とポップさのバランスも絶妙。ホラー度は低めで、読み終わって爽快な・・・結局青春エンターテイメントミステリィ・・・なのでは?良いですね。
面白かったです。