「みんな政治家なんかなりたがらない。そんな世界に何かと揚げ足を取られる世界に判っていて突っ込んでいく。我々世襲議員は感謝されるならともかく、批判される筋合いはありません」「
・・・そんなカッ飛んだ発言を平気でしてしまう、とんでも二世議員=漆原翔太郎。一方で、結果オーライ小さなミラクルを・・・いろんな所で引き起こす?彼はバカか、それともバカをかぶった天才か?そしてそんな翔太郎に振り回される公設第一秘書=雲井進の苦悩と苦労の日は今日も続く・・・そんなですか?
コメディーとしてのテンポの良さとミステリィのキレと快感が程よくブレンドされ・・・・探偵役がエキセントリックなキャラっていうのはある意味お約束だが、この方向に逝っちゃってるのはなかなか楽しいし、新しい?脇を固める登場人物たちとのバランスも絶妙で、特に「雲井」あっての「翔太郎」・・・すっぽり一作として過不足なくきっちり収まった作品になってるが・・・それでもまたこのキャラ達の会いたいゆえ、何とか続編ひねり出してもらえないものだろうか・・・そんな感じです。
非常に面白かったです。