
それぞれ別の出版社で働き、そして辞めて、二人っきりで始めた吹けば飛ぶような弱小編集プロ。社長の戸部と社員桐谷は、取材の帰りに弁当屋の行列に出くわす。その行列は弁当を買う事が主目的では無く、カウンターの女性に話を聞いてもらうため?おばさん体型でしもぶくれ顔の32歳、原之内菊子は特殊能力の持ち主で、彼女の顔を目にすると人は心の中身を洗いざらいしゃべり続けずには居られない???そんな彼女をスカウトして、弱小編集プロは新たな道を・・・って感じ。
今回もこの作者らしいコメディ仕立ての良い話系の作品なんだけど・・・めちゃくちゃ「らしい」んだけど・・・なんか凄く良かったなあ・・・・判っちゃいるけど、最後の「音声ファイル」とかジーンとするし、ややガッツポーズ取りたくすらなる。いやあ、良かったなあって・・・うん、素敵です。
非常に面白かったです。