父の死で手にした遺産は5兆円・・・非公式ながら世界8位相当の富豪になってしまった女子高生=一華。そんな感じなんで親族たちに命を狙われ、なんか狙われ方も半端ない。唯一の見方は今の所メイドさんだけ・・・でも戦うっ!!と覚悟を決め、メイドさんの古い友人の「探偵」を雇う。いやいや、探偵って活躍するの私が殺された後じゃね?と突っ込みを入れると、どうやらその探偵は一味違い・・・「犯行が行われる前にすべてのトリックを見抜き、未遂で終わらせた上で類似トリックで報復する『トリック返し』」だって・・・そんなお話の上下巻の上。
いやあ・・・今回も斜め上を行くような設定で・・・なかなかスリリング。エキセントリックなキャラ達を適材適所に廃して、物語はポップに構築。脇を固める・・・主人公の同級生とかすら味わい深く仕上げてるし。そして物語は下巻に向けて盛り上がりを・・・
次巻次第ですが、非常に面白くなる予感です。