花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「罪びとの手」 天祢 涼

2018-09-01 21:54:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ

廃ビルで発見された不明死体。事件性なしで処理しようとする上層部だが、違和感を持つ若手刑事の滝沢。しかし遺体はそのまま葬儀屋に引き取らせることになるが、引き取りに来た若い葬儀屋は「この遺体は先代である父です」と言う・・・その際につい漏れた謎の言葉は?? ?一方葬儀屋の兄は「確かに父の様なんだがなんか違う・・・」と言い・・・不審な点も多いのに捜査を打ち切った組織に逆らい、殺人を疑う滝沢は有休をとって捜査を続ける。「葬儀屋の鏡」と言われた先代の人となりが浮き彫りになる一方で、現社長の息子は怪しい行動を続け、父の遺言に逆らって盛大に葬儀を執り行おうとし・・・そして・・・って感じ?

良かったポイントや感想を書くとネタバレになりそうな・・・、「ミステリィとドラマが分離せず有機的に結びついてる気がしました」・・・とか書くと意味不明だし(笑) 機微とか?ドラマとか??そっち側がミステリィスパイスで効果的に届いてくるって言うか・・・やっぱダメか(爆)ともかく自分にはずっぽしハマった感じ。

非常に面白かったです。

「小説の神様 あなたを読む物語 (上)」 相沢 沙呼

2018-09-01 15:16:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


この作品の続編の上巻↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/5378.html

「千谷一也、高校生。実は中学生にしてデビューしたプロ覆面小説家」。同級生にして売れっこ美少女作家の小余綾との合作は彼女がプロットで行き詰まり、自分の小説は相変わらずかけない状態。そんな折、文芸部の後輩の成瀬は彼女が中学時代傷つけた同級生と再会し・・・そんな感じの途中まで。

完結してみないと、どうだろう?と言う部分はあるけど、小説への各人の思いみたいなものと青春のほろ苦さが程よくミックスして今の所いい感じ。

面白くなりそうです。