10歳の時、6歳上の幼馴染が通り魔に殺された。大好きだったお姉さん、そんな彼女の葬式の帰り、ついてきたのは彼女の幽霊だった・・・これ以上犠牲者を出さないために犯人の逮捕に協力してほしい、顔を見たし犯人はわかっている、そして犯人を許し成仏したいと言う彼女に僕は・・・そんな感じに始まるお話。
齢を重ねる自分と、16歳のままの彼女との3年毎の謎の解決。ひたすら優しい彼女と、僕の葛藤のお話がいい感じに淡々と進みながら、つど人の心のミステリィへと。主人公の謎へのアプローチとか、気づき方やら仕掛けが作者らしい。
面白かったです。