






大きな事故を念動力で防いだ様が動画に取られ、注目を浴びた6歳の少女の沙良。その後のTV出演での惨事をきっかけにひきこもりの生活に・・・どちらの事件の時もすぐそばにいたひなたは、そんな沙良にずっと寄り添ってきた。そんなある日沙良の元に協力の依頼が。ある資産家の若者が、一族が有してきた「幽霊屋敷」の調査に協力してほしいと言うもの。沙良とひなたは3日間泊まり込みで行われるその調査に参加する事にした。そこには沙良以外にも特殊能力を持つ者たちが集められていて・・・そして調査が始まったが、屋敷が参加者たちに牙を剥きやがてそこでは惨事が展開される・・・そんな感じですかね。
ミステリィパートで若干強引な所があるのも気にさせない勢いと臨場感がありますね。能力の発動条件とかはなかなかフェアな提示で、序盤から薄々気づくけどその回収先が素敵ですね。ホラーパートはなかなかスリリングです。登場人物たちのキャラもそれぞれ素敵でドラマあり、きっちり楽しめました。好きです。
非常に面白かったです。
「線は、僕を描く」の続編。前回から2年後のお話。
進路の悩みや疲労によるスランプで揮毫会で失態をさらした霜介、一方で湖山先生は引退宣言?? 調子の出ない霜介は湖山先生からはしばらく筆を置く様に言われるがどうしても筆を持ってしまう。そんな折、亡き母が教師を務めた小学校で、1年生たちに水墨画を教えることになる。そこで自由な子供たちに出あい、才能豊かな少女も見出して何かが変わりそうだったが・・・その模様の動画が注目され、疲労真っ只中の中開催せざるを得なくなった揮毫会で事故にあい右手の骨折他様々な怪我を・・・加えて感覚を失くしてしまう。怪我が治っても戻ってこない右手の感覚。そんな中湖山先生に渡された筆と共に山の工房に行くように薦められ・・・・果たして霜介は自分の人生を決められるのか? そんなですか??
水墨画を描くシーンの描写がかなり大半を占めます。ストーリーにしてしまうと大したことは無いのだけど、ワンシーン・ワンシーンが丁寧に描かれてるので結構入り込める感じはありますね。雰囲気物と言えばそうですが、これはこれで良いと思います。
面白かったです。
前作感想↓↓↓↓↓↓↓↓