作家刑事な毒島シリーズ第三弾ですね。
最近ちょい右寄りの出版物が多い出版社の放火事件。「急進革マル派」なる公安も存在を抑えてない組織の犯行声明。公安一課の刑事、淡海はそんな中作家兼技能指導員刑事の毒島と嫌々ながら能力高いし・・・行動を共にすることになる。冴える毒島=ただし毒。いくつかの事件で、「急進革マル派」とプロ市民鳥居の影が見え隠れし・・・そして遂に鳥居の行動はより怪しくなり・・・そして、毒島と淡海は事件を防げるのか・・・
良い感じに毒ですね。クールです(笑) むかつく奴、イラつく馬鹿?がきっちり裁かれるという意味では勧善懲悪と言えなくも・・・あるな=どう考えてもそうではない。ただ爽快感は・・・あるのか?? そしてどんでん返しの帝王のもたらす結末も、もはや定型化した安心感すら感じますが・・・そういう意味では期待通り。「ああ、やっぱそこだよね」と言う落としどころへの快感?
非常に面白かったです。
前作までの感想↓
「作家刑事毒島」
「毒島刑事最後の事件」
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