全部入れるとシリーズ第23弾、短編集としては第6弾。
家族サービスに愛を注ぐアメデオ大佐。妹と比べてもうだつが上がらず何をやっても平均以下だが、本当に愛すべき息子は自分にあこがれている。そんな時持ち込まれた難事件。刑務所に収監中の殺人犯が、生霊を使って外で新たな殺人を犯したという???息子のために、ロベルトに頼らずなんとか一人で解決しようとするアメデオ大佐だったが・・・「生霊殺人事件」
雇い主の命で、ライバル視するジュリアを調べることになった秘書エレイン。バカンスの振りでフランスへ。探偵雇って、ジュリアの執事頭のボルシェコールマンとお近づきに。ジュリアの家にも招待されて、たぶらかしやすそうな若い執事との接点も持って・・・「エレイン・シーモアの秘密の花園」
自分の記念日に頓着しない平賀の誕生日を、今年こそはきっちり祝おうとロベルトは、なんとか平賀をレストランへ連れ出してささやかな祝いを。その帰り、猫が家出したと途方に暮れる少女に出会う。平賀の誕生日の夜、ロベルト&平賀は猫探しに奔走をする・・・「迷い猫」
そんな感じの3篇。
いつもの短編集同様、本編に比べてポップで各人物たちのキャラを浮き彫りにする系のお話達。中でも、まぬけ&傀儡キャラのアメデオ大佐、報われて良かったねと言うあたりがツボかな?他2篇もきっちり楽しめました。
面白かったです。
シリーズ過去作の感想↓
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