花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「だからあなたは殺される」 水生 大海

2017-02-19 21:39:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


父と離婚後離れて暮らしていた母と、母について行った妹。末期の癌を苦に自殺した母、「娘を頼む」との遺書を黙殺した父。そして10年ぶりに妹と暮らすことにした正義=若手刑事。そんな折、正義の管轄の立川で読モが無残に殺害されると言う事件が発生。出世を思い描き、手柄をと張り切る正義。そして兄へのサポートとして、何やら妹も事件に対して独自の調査活動を進めていて・・・そんな感じ。


帯に「イヤミスの新たな到達点!!」とあるのは「ある意味ネタバレじゃねえのか?」とも思ったが、その点「イヤミス」としてこの作品はフェアで、登場人物の「黒い」部分を序盤から徐々に醸し出してる。そして帯の文句や、醸し出した彼らの黒さバレをものともしない・・・やっぱ金字塔?? 登場人物達に良い奴が居ない(後になって「黒くても魅力的」だなは居る)ので、読み口がズブズブなのが好き好きかなあ・・・自分は嫌いじゃ無いけど、やや疲れたかも・・・

面白かったです。非常に・・・近い。




「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」 柚月 裕子

2017-02-18 21:51:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


元弁護士の上水流涼子は何でも屋を開業中。超優秀なイケメン部下の貴山と二人で「殺しと傷害」以外なら何でも引き受けますって・・・予言者、占い師、将棋、ヒモ、野球賭博師と、色んなものに係わる問題を解決???そんなですね。

読み終われば意外と地味なんだけど・・・なんかもっとガンガン行けそうなんだけど・・・でも、筋も設定もミステリィ的な仕掛けもきっちりしててしっかり楽しめます。そして、ただ者じゃ無いのは涼子より貴山なのね・・・シリーズ化してくれたら次もっと面白そうな・・・

シリーズ化期待込みで、面白かったです。

「星読島に星は流れた」 久住 四季

2017-02-17 23:07:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


数年にある時期に一度隕石が落ちると言う「星読島」。その持ち主の天文学者~サラ・ローレルは、その時期に何名かのゲストを招き、隕石が落ちてきた場合そのうちの一人に差し上げますと言うイベントを開いていた。5年前嫁と娘を交通事故で失った加藤盤は、その直前二人と流星群を見に行く約束をしていた。流星群の代わりに隕石をと思い、何の気なしに申し込んだそのイベントに、ものすごい倍率を潜り抜け当選してしまう・・・そして島では・・・そんな。

隊長的な事含め、若干途中読みづらかった気がするんだけど・・・読み終わってみればなかなかスッキリ。幾重にも張り巡らされたミステリィも、こんな感じのラストも好き。

面白かったです。

昨日の晩

2017-02-17 07:42:00 | 食い物の話とか
やはり会社を去りゆく元部下と(彼は自己都合)

ここで


こんな感じで


俺も辞めることになったぜ!って言ったら折り入って話があると。
割とありがたい話だったが急展開過ぎて・・・

そんな波乱の2月16日だった。

さて・・・一応しばらく出社します(笑)