私が高校生のころにアニメで大ブームとなった宇宙戦艦ヤマトが35年の時を経て実写版で復活とは驚きました。さっそく奥さんと夫婦50割で観てきました。このヤマトのテーマ行進曲を聴くだけで胸躍ります。今でも1番は歌詞見なくても歌えるくらいです(笑)
【公式】 SPACE BATTLESHIP ヤマト 予告編1 : Star Blazers the Movie 2010 Trailer 1
最新技術CGを駆使した映像はスターウォーズのようでしたが、大まかなストーリーは変わっておらず、根底に流れる日本人の心情に訴えかける”何か”もそのまま受け継がれていて、グッとくるものがありました。
”ネタバレ”になってはいけないので、あまり詳しくはかけませんが、映画の内容とは離れた、今回私が感心したことは敵の正体や、敵味方の意味の設定です。
ヤマト「おまえがデスラー(ガミラス)か?」
デスラ-「それは、イエスでありノーである。我々は”個”であり”全体”であるからだ」
”個”であり”全体”である、という意識進化を果たした知的生命体であれば、侵略や戦争といったこととは無縁のはずですが、そうであればこの映画がなりたちませんからご愛嬌。昔の素材に新しい解釈をとってつけたのでしかたありませんね。
ヤマト「あなたがイスカンダルの方?」
イスカンダル「それはあなたたち地球人がそう呼んでいるものです。イスカンダルとガミラスはひとつのコインの表と裏のように存在しているのです」
35年前では”善”と”悪”はまったく違う正反対のものとして存在し、表裏一体とは意味不明だったでしょうが、こんな言葉がエンターテインメントの中で受け入れられる時代になったということでしょう。