魚処「藤」

先日のお昼時のこと、たまたま居合わせた地元の人と旨い店の話になって、その人の話によると、このあたりの和食ではここが一番！とのおすすめの店を訪問してみた。
広島市中区広瀬町7-16魚処「藤」。うちからは歩いて5～6分だが、あまり向かわない方角だったのと、目立たない外観でこの店の存在は知らなかった。



入り口前の黒板にメニューが手書きされており、和定食、洋定食と海鮮丼の3本だて。
間口の狭い入り口を入ろうとすると12時５分だというのに3～4人の勘定を済ませて出て行く客が。
厨房を取り囲んだ10数人座れるＬ字型のカウンターだけの店かと思ったが、奥にボックス席と座敷があり、2階に座敷もあるようだ。

カウンターに座ると、大将が「何にしますか？」と間髪いれず聞いてくる。
「和定食ください」
というとものの3分で出てきた。

カレイの煮付けが旨い！
揚げ物が旨い！
汁が旨い！
特筆すべきは、ご飯（お米）がメチャ旨い！

お昼の定食でこれほどご飯の美味しいお店は初めてではないだろうか。
魚の煮付けは私は大好きだけど日ごろあまり食べることがなかったので、久々に魚料理店の味を堪能した。

これだけの料理が700円で食べられるのはうれしい限り。
座る席が大将のまん前だったので、今回は料理の写真を撮り損ねた・・・。
というより、カメラを取り出す雰囲気ではなかった。
ビジュアルが悪いわけではないが、それよりも味、中身で勝負の店。

　　　

12時20分には店を後にした。　みんなさっと食い、さっと帰っていく。
客のほとんどは中高年サラリーマン。近所のおじさん（私も含めて）に好まれる店Ｎo1だろう。