この本は、真理を求める人にとっては究極の書といえますが、なかなか読みにくいので万人におすすめするものではありません。元本は1937年の発行、和訳は昭和44年初版発行の古い本です。
ヒマラヤ聖者の生活探求(1~5巻) 霞ヶ関書房
ベアード・T・スポールディング著 仲里誠吉訳
上に載っている、表ガバーの破れた紙の色も煮しめたような第二巻だけが、私の本棚に10年以上も前から並んでいたのです。どうやってこの本が私の本棚に在ったのか、定かではないのです。今まで何回か読もうとしたことはあったのですが、『これは、なんかスゴイ』とは思うのですが、どうしても読み進めることができなかったのですが・・・
私にとってやっと読めるタイミングになったのか、ふと読んでみると驚愕の内容がズシン!と自分のこととして入ってきました。そこには神人合一の究極の姿が書かれてあったのです。さっそくあとの4巻をネットで入手し全巻読破しました。
著者はアメリカ人の調査隊で、老いや死すら超越した何百年も生き続けのヒマラヤの大師たちと数年にわたって生活を共にし、その神秘の行動や真理についての教えが書かれてあるのですが、一貫して訴えてあることは、「すべての人間は神そのものである」ということです。
内容について、どうこう言えるようなものではないので、各巻の副題だけ表記しておきます。
第一巻 人間本来無限力
第二巻 神性開顕
第三巻 因果の超克
第四巻 奇跡の原理
第五巻 久遠の生命