2014.9.6(土)晴れのち曇り
ラジオ文芸選評「俳句」選者は鈴木章和先生
あさっては中秋の名月と
1.口論に勝って眠れぬ熱帯夜 (愛知県常滑市)
2.麦わら帽脱ぎて老婆の顔となる (山形県米沢市)
3.妻の顔けむれるほとの炎暑かな(山口県周南市)
4.片陰にわが影を休ませる(広島県福山市)
5.耳だけは起きておりけり昼寝妻(愛知県一宮市)・・俳句には三尺寝とう言葉がある
6.ここいらで換える蝿取りリボンかな(埼玉県秩父市)・・生電話。子どもの頃の思い出とのことでした。
私は蚊取りリボンもあればいいのになんて思いました。
7.落選にくじけず投句生き御霊(?)(大阪府交野市)・・入選することだけでなく続けることですと先生。
8.百年後千年後にも終戦日(静岡県富士市)
9.目隠しを早く取りたいすいか割り(長野県飯田市)
音楽
10.台風の海しわくちゃにしてきた(東住吉区)・・しわくちゃという言葉がとてもいいですねぇ!と
11.先輩へ投げる檸檬(レモン)の香りかな(葛飾区)・・生電話。すみませ~んとお若い感じの女性。高校時代のテニス部のお友達のことを、うまく行けばいいなぁと、実際にレモンを渡したところをご覧になられたそうです(^。^)スライスレモンではないでしょう(^^ゞ。ご自分も同じような思い出はおありだったそうです。テニス部ではなかったですが(^。^)と
12.鈴虫がきて夜仕事の手がつかず(明石市)・・二つの秋の季語を重ねて使っている。この季重ねはよいです。と
13.真っ赤とて嘘にはあらぬ唐辛子(磯子区)・・芭蕉の句で「青くても唐辛子とはこれいかに」があります。と
14.さわやかや妻に敬語を使われて(兵庫県宍粟市)・・微妙な線ですねぇ(^^ゞ素直に受け取りましょうと。「さわやか」が秋の季語。昔の方が言葉が丁寧でしたねぇ・・、美しい日本語を使いたいですねぇと
そうそう!おっしゃるとおりですね(^。^)
15.新米というはことさらよき響き(和歌山県稲美町)・・鈴木先生が「新潟の先輩に連絡したら・・できがよくないらしい」と