サウンドオブミュージック(586)
—————————【586】————————————————
Upon investigation I learned that the Handbook advised
not leaving land if: (a) the wind comes from the land,
(b) cumulo-nimbus clouds are forming on the horizon,
(c) during the past three days there has been a storm,
(d) sure signs indicate a storm to come within the next
twnty-four hours, (e) the temperature is higher than
eighty degrees, (f) you feel the slightest indigestion,
(g) or headache. (h) or general tiredness. Cousin
Peter, therefore, could be seen every morning after
breakfast, licking his right forefinger, according to
the book, holding it up, and finding sadly that the
wind was coming from the land, which it did every
morning, changing every night to wind from the sea,
all during the summer on this coast, book or no book.
——————————(訳)—————————————————
調べてみて分かったのことは、ハンドブックの忠告で
は次の場合には場所を離れないこと:(a) 風が大陸から
吹く場合、(b) 水平線(地平線も)に積乱雲が発達し出
したとき、(d) 24時間以内に嵐の来る確かな徴候がある
とき、(e) 気温が27度以上のとき、(f) わずかでも消化
不良を感じるとき、(g) あるいは頭痛のとき、(h) ある
いは倦怠感のあるとき.ハンドブック通りに、従兄弟の
ペーターは、毎朝食後、右手人差し指を舐めて、それを
上にあげるのが見受けられる.疲れあり.さらにわかっ
たことは、悲しいことに大陸風が吹いていたのでした.
でも夜になると、風は海風に変わりまっしたが、夏の間
は、沿岸地域では、ガイドブックによっても、よらなく
てもが、当たり前のことなのでした.
—————————⦅語彙⦆—————————————————
cumulo-nimbus:積乱雲; 本文では形容詞的に使われて
いるが、cumulo-nimbus clouds これが丁寧な言い
方なのだと思います.気象用語はcumulonimbus.
forefinger: 人差し指
holding it up:遅らせる、やめる、阻止する、停止する;
字句通りに「それを上に持ち上げて」とも訳せる.
このit が何を指すのかが不明です.話の流れに
沿えば当地を離れるに当たっての注意点の中の
ひとつなのでペーターに疲れの様子が見られる
のでそれ(it =出発?)を延期せよ、とのことか
も知れない.指かもしれない(it = 指)「指を上
に持ち上げて」、かも知れません.文法的には
そう解釈するのが自然なのでそうしておきます.
—————————≪換算法≫————————————————
摂氏=(華氏 - 32)÷1.8
=(80 - 32)÷1.8
=48÷1.8 ≠27ºC