さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

5769番:ブッダ伝(1)

2025-01-25 10:12:13 | 日記


仏教教室(2)


昔、北インドの小さな国、カピラヴァストゥに
カピラ城というお城があり、そこにシュッドー
ダナという王様が住んでいました.ある日、隣
国のデーヴァダハという国からお妃様を迎え入
れ、幸せに暮しましたとさ.おしまい.

——終わったらあかんがな.

——始まります.お妃様の名前はマーヤー夫人
です.夫人なのですが、なぜか、(ぶにん)とい
うふり仮名がついていますので、マーヤーブニン
と呼びますね.

ある日マーヤー夫人の胎内に白い象が入って来ま
した.

白い象:おじゃまします.

マーヤー夫人:おじゃましますて、あんた、そんな
    大きな、ずうたいの生きものが、わてのお
    腹に入らへんがな.

白い象:お釈迦様を産むためや.すまんのう、入れて
    もらいまっせ.

マーヤー夫人:あーれー. 白い象かと思っていたけど寝
    ぼけていたのね.亭主のあそこがお腹に入った
    のね. 


それから夫人は懐妊しました.

マーヤー夫人:あんた、わて、身重になったさけ、
     実家のデヴァダハ国に帰って、産んで
     きまっさ.

シュッドーダナ王:そうしなはれ.ほなバイバイ.
     あんたの実家のクリ城へ戻る途中、ルンビニ
     花園によるといいよ.きれいな花がたくさん
     咲いてまっせ、きっと.

マーヤー夫人:入園料が安かったら行ってみるわ.

シュッドーダナ王:ひとり500円や.お弁当付きで
     1000円や.何人連れて行くねん.わし
     3万円出したるさかい、付き人みんな連れて
     入ったらええわ.


     【お妃さまの帰郷】

従者たち:お妃様、出発しましょう.馬車にお乗りください.

お妃:新幹線とちゃうんか?

従者たち:そんな、2500年未来の話でんがな.
   今の時代は馬でっせ.


こうして、一行は出発しました.
馬が走る~ パッカ、パッカ、パッカ パッカ~ ヒヒ~ン

あ、これやった

 

     【ルンビニーの花園】

一行はルンビニー園に立ち寄りました.


受付のおばさん:何人や?

侍従:29人です.

受付:ああ、残念やったな.30人やったら
   団体割引で、弁当付きで半額の1万5000円
   やったのに.2万90000円です.

侍従:お前も、一緒に花見せえや.それで30人や.
   1万5000円にしとけや.


     【花園にて】

マーヤー夫人:わあ、きれいなお花.ポキ.

係員:花を折らないでください.

マーヤー夫人:あ、ああ~、もうだめ、産まれる~

係員:うそつけ、花代弁償しろ!

マーヤー夫人:ほんまやがな.あんた産婆さん呼んで来て.

お付きの人たち:妃殿下、テントを設営しました.
    あそこで出産なさってください.

マーヤー夫人:わては右わきから産むのでっせ.

お付きの人:脇に穴ないやん.やっぱり穴のある
    ところから産まれるねんで.

マーヤー夫人:どの穴?

お付きの人:エッチなところよ.

マーヤー夫人:いやん.


  【産まれました】

ホギャー、
       
赤ちゃん:おら、七歩歩くんよ.

産婆さん:それは無理.あんたのアンヨわてが
   動かしたげるよって、それで歩いたことにせえや.
     1,2,3,4,5,6,7歩~.

赤ちゃん:ホギャー、ホギャー、ホギャー.テンジョー、
   ホギャー、ホギャー、ドクソン

周囲の誰か:天上天下唯我独尊と聞こえるよ.

 

    【カピラ城に戻って】

アシタ仙人:ごめんください、こちらに産まれたばかりの
   シッタッタ王子はいらっしゃるでしょうか?
   お目にかかりたいのですが.

シュッドーダナ王:お前は誰だ?

アシタ仙人:占い師です.ぼんぼんの未来を占います.

シュッドダナ王:ほな見てくれ.

アシタ仙人:おじゃまします.

 
    【赤ん坊を見て】

シュッドーダナ:ドーダナ? アシタ仙人.

アシタ仙人:おお、これはすごい.在家のままなら、
   転輪聖王、出家するとブッダになられる印があります.
   でもぼく、泣いちゃっていいですか? ウワ~ン

シュッドーダナ:泣くな!

アシタ仙人:だって、この子が大きくなって覚りをひらいた
   ときには、ぼくはもうこの世にいないから、この子
   の教えが聞けないのです.悲しいじゃありませんか.
    

   【35年後、ニグローダ樹にて】

この樹に願掛けをしていたスジャータと言う名の娘がいました.
ある日男の子を授かり、願いがかなったというので、下女の
プンナーに樹に住まわれている神様ところへごあいさつに行
かせました.行って戻ってきたプンナーは:

プンナー:きょうは神様が自らお出ましになって樹の元に
    座っておいででした.

スジャータ:では私はミルク粥を持っていってお供えしてき
    ましょう.


今度はスジャータが自らニグローダ樹のところに出向いて、
樹の元に座っている王子に、ミルク粥を供養しました.


スジャータ:尊いお方よ、私の願いは叶いました.今度は
   あなた様の願いが成就いたしますように.

シッタッタ王子:ありがとう.


それから王子は、傍らを流れるネーランジャラー河に入り水浴
し、それから向こう岸に渡り、菩提樹に向かって進み、その下
に、草刈り人からもらった草を敷き詰めて、その上に座った.


シッタッタ王子:私は今宵さとりを開こう.

悪魔:甘い!そうはさせるもんかね.


  【12月8日未明】

悪魔はいろいろなものに化けて、シッダッタの修行を妨害した.
身の毛もよだつ恐ろしい姿で王子の前に現れた.

悪魔:この妖怪が目に入らぬか?

シッダッタ王子:悪魔よ、迷惑条例違反だ、やめよ.

悪魔は今度は美女の姿で現れた.

美女に化けた悪魔:あっふ~ん.わたしを抱いていいわよ.
   ただでいいわ.


シッダッタ王子:悪魔よ、やめよ.わたしは、もう生死の
   連鎖を打ち破った.お前たちの武器はもはやわたし
   には通用しない.

 さて開けの明星の光が輝いた.王子には天眼が開かれ、
王子はブッダとなった. 

 


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