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れいわ新選組、初の統一地方選で擁立82人中47人が当選 櫛渕万里共同代表「予想以上。意義は大きい」

2023-04-27 15:45:04 | 日記
れいわ新選組、初の統一地方選で擁立82人中47人が当選 櫛渕万里共同代表「予想以上。意義は大きい」

4/24(月) 17:17配信

統一地方選の結果を報告する櫛渕万里(左)、大石晃子両共同代表=国会内
 れいわ新選組共同代表の櫛渕万里衆院議員(55)、大石晃子衆院議員(45)が24日、国会内で会見し、2019年4月の結党以来初めて臨んだ統一地方選の結果を報告した。

櫛渕氏は「公認39名、推薦8名合わせて47名の実績獲得となりました。

擁立した全体の数から見ますと、約6割が当選という結果。れいわ新選組の新たな形を全国の地方議会に送り出すことができた。

その意義は大変大きい」と笑顔を見せた。 

れいわ新選組代表選の雰囲気に合わない投票箱 候補者も苦笑  統一地方選前半戦では推薦6人を含む15人を送り込んだが、当選には届かなかった。

後半戦では67人(公認57人、推薦10人)擁立。櫛渕氏は「厳しい戦いを覚悟しての選挙戦のスタートだったが予想以上に、上位当選を果たせていただいたところがいくつもある。

一番最後の議席を自民党の現職と争って競り勝ったというところもある。

既存勢政党の現職と競り合い、入れ替わったということはあまり想像していなかった」と、予想を超える躍進だとした。

  大石氏は「フタを開けてみて、本当に東京、関東を中心に私が思っていたのとは違うたくさんの仲間が当選してくれた。

山本太郎の本拠地、拠点でこれだけの仲間を生み出すと言うことができたのは、草の根っていう意思がひとつ結実した」と振り返る。 

 ただ、大石氏は「近畿は非常に厳しい結果ではあったと思います。

予想外ではない。すごく悔しい。大阪を耕すことが、今から始まったと受け止めている」と次の課題も挙げていた。

 (よろず~ニュース・杉田 康人)

よろず~ニュース




スタバもシャネルも…なぜ?世界トップにインド出身者

2023-04-27 15:26:44 | 日記
2023年4月25日インド 経済

スタバもシャネルも…なぜ?世界トップにインド出身者


グーグルを傘下に持つアルファベット、ユ-チューブ、マイクロソフトにIBM、スターバックス、シャネル、FedEx…

これらの世界的な大企業に共通しているのは、そのトップが“インド出身”だということです。

なぜインド出身者のトップ就任が相次いでいるのか。

現地での取材、そして世界を知るビジネスマンの話から、その理由が見えてきました。

(ニューデリー支局長  平沢公敏)

休みの日は1日18時間勉強!

インド南部の都市チェンナイに住むシュウェタ・ビスウィシュさん(16)。この夏に大学受験を控え、追い込みの真っ最中です。

シュウェタ・ビスウィシュさん(16)

最難関のインド工科大学を目指すシュウェタさん。

学校がある日は家に戻ってから夜10時までオンラインで予備校の授業。休みの日も朝6時から夜12時ごろまで、文字通り1日中勉強しています。

実はシュウェタさんが通っている学校は、グーグルを傘下に持つアルファベットのCEO、スンダー・ピチャイ氏の母校で、ピチャイ氏は生徒たちの尊敬の的になっています。

母校を訪問したアルファベットのスンダー・ピチャイCEO

学校によると、ピチャイ氏はあまり豊かではない家庭で育ったということです。

そうした環境から世界的企業のトップに上り詰めた先輩の存在は「勉強を頑張ればチャンスをつかめる」と、中間層の家庭が多い生徒たちにとって大きな励みになっているのです。

英語や科学の全国規模のコンテストで優秀な成績を収めてきたシュウェタさんもピチャイ氏にあこがれている生徒の1人で、将来は天体物理学などの道に進むのが夢だといいます。

シュウェタ・ビスウィシュさん

シュウェタさん


「今はインド工科大学に入学することが目標です。いい大学に入れば、私の未来は決まります。ピチャイ氏も私たちと同じ普通の生徒でした。ピチャイ氏のような先輩がいることで、自信を持って勉強を続けられます」

人口およそ14億人、15歳から24歳の人口だけで2億5000万人を超えるインド。

受験競争が過熱し、インド西部のラジャスタン州コタは「あの町の予備校に行けば合格できる」と評判に。

人気の予備校で授業を受ける200人あまりの生徒たち
インド工科大学の合格者が多数出ているという大手の予備校では、インド全土から多くの生徒が集まるなど、受験が地域の一大産業になっていました。

なぜ世界でインド出身者が活躍しているのか

自身もインド出身で、マイクロソフト・インディアをグループ2位にまで育て上げたラビ・ベンカテサン元会長に話を聞くと、インド出身者が世界で活躍している背景について主に3つの理由を挙げました。

マイクロソフト・インディアのラビ・ベンカテサン元会長(左)と創業者のビル・ゲイツ氏

理由① 教育の充実
まず挙げたのは「教育の充実」とその人口の多さです。
ベンカテサン元会長

「明らかにインド工科大学のような非常に優れた教育機関がいくつもあり、その卒業生が50年前から海外に渡っていることです。
人口が多く、人材の裾野が広いという“ピラミッド”がうまく機能している結果です」

1947年にイギリスから独立を果たしたインドは、「科学技術なしに国の発展はない」と超エリートを育てるインド工科大学などの大学を各地に設置。

特に理工系の優秀な人材を育成するための教育に力を入れてきました。

国家予算に占める教育関連の予算は2006年度には対GDP比で3.1%だったのが、2020年度には4.5%と、2019年度時点で3.0%の日本を上回る数字で、多くの優秀な人材が海外に渡るようになっています。

理由② 打ち破った“ガラスの天井”

さらに、インド出身者の能力が世界で認められるようになったことも大きいと指摘。

以前は欧米系に比べてチャンスが得られにくかったアジア系の人材に対する見方が、この20年余りで大きく変わったといいます。

「80年代から90年代にかけて私がアメリカにいたとき、インド出身者のCEOはほとんどいませんでした。女性も同じです。だんだん増えてきて、今はたくさんいます。

つまり私たちは“ガラスの天井”を打ち砕いたのです。

企業の役員はインド出身者をトップに据えることをもう珍しいことでも、危険なことでもないと考えるようになりました。

そして彼らの成功が多くのインドの若者を刺激し自信を持たせ、世界に挑戦していく。その好循環が始まっているのです」

左から グーグル ピチャイCEO、ユーチューブ モハンCEO、IBM クリシュナCEO

理由③“カオス”な社会で鍛えられる打たれ強さ

そしてベンカテサン元会長が大きな特徴の1つとして挙げたのが、インド社会の厳しさ。

異なる言語や風習を持つ多様な民族が暮らし、“カオス”と言われる混とんとした社会でもまれることで、「打たれ強さ」や「柔軟さ」が鍛えられるといいます。

「リーダーの資質は困難な経験を通じて鍛えられます。信じられないような挑戦や逆境に直面した時、人はよりタフになります。

そして、困難な状況に対処するための考え方や方法を身に付けます。柔軟で、発想力が豊かで、粘り強く、あきらめずに前進し続けられるようになるのです。

インドは先進国に比べると暮らすのが簡単な場所ではありません。

システムは想定どおりには動かないし、さまざまなものが設計どおりにいかない。

路上に牛が寝ていたり、車が逆走してきたりする道路状況は完全に“カオス”です。

インドで育つとそうした問題が日常的なので、対処法が自然と身につくのです」

高速道路を悠然と歩く牛たち インド西部ラジャスタン州にて

さらに高まるインド出身者への需要

インドの大学進学率は2000年には10%を下回っていましたが、2020年には約30%まで高まっています。(ユネスコ=国連教育科学文化機関調べ)

若者を中心に人口が増え続けていて、ことし中国を上回り世界一になる見通しのインド。

ベンカテサン元会長は、世界の大企業でインド出身者が活躍する流れはさらに広がっていくだろうとみています。
マイクロソフト・インディアのラビ・ベンカテサン元会長

「21世紀に入り混沌とした世界は、“VUCA”(ブーカ)といわれます。これは、Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑さ、Ambiguity=あいまいさの頭文字からなる言葉で、

その昔、米軍が現在のウクライナのような戦場の状況を表現するために作った造語です。

戦場では何もかも想定通りに動いてはくれません。兵士が生き残り、勝利するためには賢い意思決定が必要です。

VUCAの世界では、多くのインド出身者が持つ、不安定で不確実な状況に強いという特性は大きな武器となるのです」
  • インドを国際ニュースナビで深掘り



アメリカ海兵隊、最高位の四つ星将軍に初の黒人 246年かけて「ガラスの天井」を破る

2023-04-26 12:15:57 | 日記
アメリカ海兵隊、最高位の四つ星将軍に初の黒人 246年かけて「ガラスの天井」を破る

ニューヨークタイムズ 世界の話題更新日:2022.09.16 公開日:

2022.09.16昇進式でラングリーを囲む父と義母

=Kenny Holston/©The New York Times


軍隊というところでは、昇進を祝う式典が数限りなく開かれている。2022年もそうだ。陸軍基地や空母、そして仏ノルマンディーでも行われた。かつての上陸作戦の激戦地オマハ・ビーチを見渡す崖の上が、舞台になった。
しかし、歴史に残る式典は、そうはないだろう。米海兵隊の将軍マイケル・E・ラングリー(60)の階級を示す肩と襟の星が2022年8月6日、一つ増えて四つになった。
246年の隊の歴史で初めて、黒人の大将が誕生した。海兵隊に四つ星将軍は3人しかおらず、「最高幹部」と位置付けられている。
式典は、首都ワシントンの海洋兵舎(訳注=海兵隊の主要な儀式の場となる歴史的建造物)で開かれた。
ラングリーはこの昇進の重みをよく理解していると感謝し(それまで海兵隊の大将はすべて白人だった)、会場は感動的な空気に包まれた。新たに、地域別統合軍である米アフリカ軍の司令官に任じられた。
ラングリーは式典のあいさつで、第2次世界大戦中にフランクリン・D・ルーズベルトが大統領令で海兵隊の人種制限をなくし、黒人の入隊が認められるようになったことに言及。それから道を切り開いてきた先人の名をいくつかあげた。
その中には、黒人として海兵隊初の将軍になったフランク・E・ピーターセンJr.がいた。(訳注=海兵隊で最も古く、規模が大きい)第1海兵師団初の司令官になったロナルド・L・ベイリーもいた。いずれも、退役時は三つ星の中将だった。
米海兵隊の中将から大将に昇進したマイケル・E・ラングリー=Kenny Holston/©The New York Times(写真はいずれも2022年8月6日、ワシントンで撮影)
ラングリー昇進の知らせに、黒人の隊員はわき立った。
昇進式の2日前に、ラングリーがアフリカ軍の司令部がある独シュツットガルトに持っていく新しい制服を受け取るために、バージニア州クワンティコにある海兵隊基地に立ち寄ったときのことだ。大勢の黒人兵が待ち受けていた。
「少しお待ちください。少しだけ」と黒人少佐に呼び止められたのをラングリーは覚えている。「握手していただけませんか」といわれた。
すぐに、白人もまじえて男女の隊員が群がり、新四つ星将軍との記念撮影をせがまれた。
昇進式の本番では、5人の士官が並んで座る姿があった。いずれもクワンティコ基地で遠征戦の訓練を受けていた同じクラスの仲間で、式への参加は急きょ実現した。

昇進式の3日前に、クワンティコ基地司令官の将軍デービッド・H・バーガーがこのクラスで講義をした。45分も話しただろうか。大尉ルソー・サンティルフォール(34)が手を挙げて尋ねた。「どうやったら、6日の土曜日の式典に参加できるでしょうか」
「最初は何のことだか、ピンとこなかった。何しろみんなの質問は、水陸両用作戦やその戦術用法に集中していた。そんなときに、土曜日が出てきたものだから」と昇進式の場でバーガーは話し、周囲の笑いを誘った。
クワンティコからサンティルフォールと一緒に来た大尉イブラヒム・ディアロ(31)には、余談があった。この質問の後で、クラスの仲間が次々にメッセージを自分に送りつけてきた。「次に(訳注=四つ星に)なるのはお前だろう」と冷やかし始めたのだった。
「そうなるほど長いことやり通せるかは分からないが」とディアロは前置きして続けた。「海兵隊の若手たちがこの昇進式を見て思うことは、任務をきちんと果たす限り、海兵隊では報われるということだ。その人物の出自に関係なくね」
ラングリーの昇進は、海兵隊にとっては待ち望まれていたことがようやく実現したという意味合いがある。アフリカ系米国人の入隊が認められたのは、米各軍の中では最後の1942年。
以来、将軍になった黒人は30人に満たない。しかも、最高位の四つ星は皆無だった。それが、白人には73人もいた。
中将になったアフリカ系米国人は7人。それ以外は一つ星か二つ星(訳注=准将か少将)で終わった。
その多くは、担当が兵站(へいたん)や航空隊、輸送で、「最高幹部」として選ばれることのない分野だった。
ラングリーは、アフリカ軍司令官になるまでは、米東海岸の海兵隊を率いていた。37年間の隊勤務では、小隊に始まり、連隊も指揮。アフガニスタン、ソマリア、沖縄に配属された。国防総省や、中東を受け持つ地域別統合軍の米中央軍で、上級ポストもいくつかこなした。
海兵隊の黒人将軍の少なさについて、ニューヨーク・タイムズ紙は2020年に報じている。その後で「なぜ、海兵隊はこれまでの歴史で黒人をトップクラスのポストに就けることがなかったのか」と米ニュース配信サイトのディフェンス・ワンに問われ、先のバーガーは壁の厚さをこう例えている。

「事実はこうだ。海兵隊ではみんなすごく、すごく、すごく優秀なんだ。(訳注=候補者を)10人とか12人とか選んだり、さらに30人増やしたりしたっていい。みんながみんな、甲乙つけがたいほど優秀なんだ」
大将への昇進式を迎えたラングリー=Kenny Holston/©The New York Times
ラングリーの昇進には、心が痛む特別な事情がからむ。大おじがアフリカ系米国人として初めて「モントフォード・ポイント」で訓練を受けた海兵隊員の一人なのだ。
1942年にルーズベルトが黒人の海兵隊入隊を認める大統領令を出すと、黒人新兵はノースカロライナ州にあるモントフォード・ポイントに入った。白人新兵が訓練される海兵隊基地キャンプ・レジューンから切り離された施設だった。
そもそもこの大統領令は、当時の海兵隊司令官トーマス・ホルコムに対して、黒人に門戸を開けることを強いるのに必要な手続きだった。「もし、白人5千人の海兵隊にするか、ニグロ25万人の海兵隊にするかということなら、自分は白人の方を選ぶだろう」といい放った人物だった。
そして、今、「世の中は変わった」と語る3人の最高幹部の一人がここにいる。
海兵隊の構成は、どうあるべきか。「単一の集団より集合体の方が、精神的にも強靭(きょうじん)になれることをわれわれは学んだ」とラングリーはいう。
そして、こう付け加えた。「ここは、ガラスの天井に妨げられるようなところとは関係ない――そんな目で、黒人の隊員が海兵隊を見るようになることを願っている」(抄訳)

韓国、「出生減」地方大学に大量廃校危機、2040年代に半分の約200校「存続不可能」

2023-04-25 18:01:09 | 日記
韓国、「出生減」地方大学に大量廃校危機、2040年代に半分の約200校「存続不可能」



2023年04月24日

  • 韓国経済ニュース時評日本経済ニュース時評

   
韓国の合計特殊出生率は、0.78(2022年)と史上ワースト・ワンになっている。

これは18年後の大学進学時に受験生が急減すことを予告している。

この結果、2040年代には学生不足の結果、約200校(現在385校)が閉校危機を迎えるという。

韓国では、2000年代に入って19校が学生不足で閉校になった。

この間、日本でも17校が閉鎖(2023年まで)した。現在、2校が学生募集を停止すると発表している。

偶然だが、日韓がほぼ同じペースの大学廃校である。

ただ、韓国の4年制大学進学率は64.69%(2020年)、日本が50.85%(同)である。

韓国は世界2位、日本が13位である。

韓国の進学率は、「目一杯」である。ただ、短大や専修学校から4年制大学へ進学先を変えれば、大学進学率を上げられる余地はありそうだ。

『韓国経済新聞』(4月23日付)は、「韓国の地方大学廃校問題、地方大学だけの問題ではない」と題するコラムを掲載した。筆者は、呉世正(オ・セジョン)ソウル大学総長である。

韓国で2000年以降に廃校した大学は19校で、そのうち18校が地方大学だ。

また、今年の大学定時募集で定員を満たせなかった大学は60校ほどだったが80%が首都圏以外の大学だった。

来年には大学入学資源が今年よりも5万人ほど減るため状況はさらに深刻化するだろう。

(1)「ソウル大学社会発展研究所と韓国保健社会研究院の研究によると、学齢人口減少のため2040年代には韓国の大学385校のうち半分ほどだけ生き残るという。

おそらく廃校になる大学の大部分は地方大学だろう。人口学者の予測によると20年後には首都圏の大学の定員だけで全国の学齢人口をすべて受け入れられるようになる。

すなわち現在の首都圏大学人気が続くならば、地方大学は1校も生き残れないという予測だ。

果たして韓国の政界はこうしたことが起きるよう放っておくだろうか。

遠からず首都圏の大学も定員を減らせという強い圧力を受けるほかない。首都圏の大学もいまから定員縮小に対する備えをしなければならないだろう」

韓国では、大学も受難期を迎えている。入学してくる学生がいなくなるからだ。すでに大学進学率が高いだけに、学生数では限界に達している。

(2)「最も直接的な影響を受けるのは、地方大学とその大学が所在する地域だろう。

大学が廃校すれば当然その学校に通っていた学生や教職員が最も大きな被害を受けることになり、これとともにその大学があった地域社会も少なくない影響を受けることになる。

地域商圏が崩壊するだけでなく地域人材を活用した企業も多くの困難を経験することになるためだ。

さらに大きな問題は地域蘇生の種がなくなるという事実だ。

韓国はすでに地方消滅を防ぐために多くの政策を繰り広げた。

「地域均衡発展」というスローガンの下に政府機関や公共機関、公企業を地方に移転したり地域人材の義務採用制度を実施したりもした。

しかし不幸にもこのような政策は効果がわずかだった。

結局、地域を生かすためには過去とは違う発想の転換が必要なのだ」

韓国は、首都圏と地方の格差が極めて大きい。

就職先も首都圏であり、地方は付属物という形である。

これは、李朝時代の専制体制で行政・商業が、すべてソウル中心であった結果である。

ここから一歩外へ出れば、「闇」という関係であった。

この遺風が、今も続いているのだ。

日本は、江戸時代の封建体制において、各藩が幕府を支える体制であった。これが、地方発展のテコになっている。それぞれの歴史を理解しないと、日韓の真の姿は分からないであろう。

(3)「韓国で、地方消滅を防ぎ国土の均衡発展を成し遂げるためには、地方に研究中心大学を育成するしかない。

大学が地域発展の核になり先端産業を振興してこれを通じ地方に人口を流入させてこそ首都圏集中現象も緩和され首都圏での深刻な競争も減らせるだろう。

人口が集中した首都圏の出生率が最も低い点を考えれば、これは出生率低下防止にも効果があるだろう」

韓国は今後、地方を発展させなければならない課題を背負っている。

韓国が、封建時代を経験していないギャップは大きい。専制時代から直接、日韓併合による近代化路線へ入った結果だ。

世界で、封建時代を経験しているのは欧州と日本だけである。

(4)「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は、教育分野の主要国政課題のひとつとして「いまや地方大学の時代」を掲げて地方所在の研究中心大学を育成すると宣言した。

これを受け教育部は30校ほどの「グローカル大学」を選定し5年間に1000億ウォン(約100億円)ずつ支援するという

世界的な研究中心大学の年間予算が5兆ウォン以上(約5000億円)であることを考えればこうした支援金額は極めて少ないが、ひとまず始める意味はあるだろう。もちろん地方大学の骨を削る自救努力も必須だ」

尹氏は、大変な時期に大統領になった。

韓国の抱える課題が、すべて尹氏の手腕にかかっているからだ。

文前大統領は、こういう難題の存在も知らずに5年間を過ごしていた。「幸せな」大統領であった。


韓国、「恐怖」サムスン、4韓国、「恐怖」サムスン、4~6月期は営業赤字予想 リーマンショック以来 長引く「半導体不況」~6月期は営業赤字予想 リーマンショック以来 長引く「半導体不況」

2023-04-24 16:04:30 | 日記
韓国、「恐怖」サムスン、4~6月期は営業赤字予想 リーマンショック以来 長引く「半導体不況」


2023年04月24日


  • 韓国経済ニュース時評アジア経済ニュース時評

韓国を代表する企業のサムスンは、4~6月期の営業赤字予想が強まってきた。韓国の証券会社が、一斉に赤字予想を打ち出している。2008年のリーマンショック以来の赤字転落になれば、韓国経済への影響は避けられない。

韓国開発研究院(KDI)の4月9日に発表した「4月経済動向」は、2月の半導体産業がかつての危機の時期と似た水準を示していると警告している。2月の半導体生産は、前年同月比で41.8%の減少であった。これは、ITバブル崩壊時の2001年7月(前年同月比-42.3%)、リーマンショック時の2008年12月(同-47.2%)と似た水準まで落ち込んでいたことを指摘していた。

『中央日報』(4月24日付)は、「TSMC サムスン電子 ASM『半導体恐竜』の業績不振長期化するか」と題する記事を掲載した。

半導体業況の「冬」が予想より長引き厳しいものになるかもしれないとの懸念が出ている。スマートフォンとPCなど主要産業の需要低迷と消費心理萎縮が重なってだ。メモリー半導体世界1位であるサムスン電子は4-6月期に営業赤字を記録する可能性も提起される。

(1)「フィナンシャル・タイムズなどは22日、世界最大のファウンドリー(半導体委託生産)企業の台湾TSMCと世界で唯一極端紫外線半導体装備を生産するオランダASMLなど世界の大手半導体関連企業の業績不振が予想より長期化する恐れがあると報道した。TSMCは市場回復予想時期を遅らせた状態だ。今年の売り上げは2015年以降で初めて減少すると予想している。TSMCの魏哲家最高経営責任者(CEO)は20日の業績発表の際に「経済環境が悪化して市場需要が減り半導体在庫が予想より高い水準に増加した」と話した。ASMLのピーター・ウェニンクCEOも「古典的半導体沈滞期がはるかに大きな段階で進行している」と診断した」

世界最大の非メモリー半導体メーカーである台湾のTSMC、世界最強の半導体製造装置メーカーであるオランダASMLなど、いずれも半導体不況の長期化を予想する声を上げている。メモリー半導体で世界トップのサムスンだけ、無傷であるはずもないのだ。3年間のパンデミックによる「特需」が、半導体サイクルを大きく狂わせたということであろう。


(2)「サムスン電子の業績見通しも明るくない。ハイ投資証券が1兆2860億ウォン、SK証券が6000億ウォン、イーベスト投資証券が4000億ウォン、サムスン証券が2790億ウォンなど、サムスン電子が4~6月期に営業赤字を記録すると予想した。スマートフォン(MX事業部)やディスプレーなどが支えられず連結基準で営業赤字を出すならば、これは2008年10~12月期の9400億ウォンの赤字から15年ぶりだ」

サムスンの4~6月期の業績予想は、半導体不況によって全部門トータルで営業赤字が見込まれる事態になってきた。証券会社によって、営業赤字予想の幅は異なる。最大の赤字は、1兆2860億ウォン(約1286億円)、最小の赤字は2790億ウォン(約279億円)となっている。2008年のリーマンショック以来、15年ぶりの赤字予想である。

『ハンギョレ新聞』(4月10日付)は、「半導体景気最悪、韓国開発研究『ITバブル崩壊やグローバル金融危機時の水準』」と題する記事を掲載した。

現在の半導体産業景気は、かつての2001年のITバブル崩壊や2008年のグローバル金融危機とほぼ同じレベルまで悪化している。このような国策研究機関である韓国開発研究院(KDI)が発表した。

(3)「韓国開発研究院は9日に発表した「4月経済動向」で、「半導体の景気は2022年3月にピークに達し、その後、同年下半期から急速に落ち込み、かつての経済危機における最低点と似た水準にまで落ち込んでいることが、最近の景気不振の主な要因として作用している」と述べた。2月の半導体産業に関する様々な指標は、かつての危機の時期と似た水準を示している」

下線部は、韓国経済が半導体に依存した特殊な構造であることを物語っている。「半導体こけたら、韓国倒れる」ほどのウエイトを持っているのだ。