カゴの中は小さい絵本。
ボロッボロなのは宇宙の図鑑。
うちの財産、絵本棚の一部。
さすがに収納しきれず、赤ちゃん本は仕舞ったし、2階にもあるし。
カッパくんが1歳半の頃から、毎月ブッククラブから2冊ずつ年間24冊を、
8年、それだけで200冊くらい。
他にも別で買ったり、貰ったり、園からも毎月。
本は重いし高いから、図書館の本で充分なのに。
こどもたちが繰り返し読んでくれるので、
思い出がたくさんありすぎて、人にあげられない。
「赤カブすべって、べそべそ飛んでけ~~~」とか。
「やだね~やだよ~やだな~」とか。
繰り返し読んだから、日常会話にもいっぱいでてくる。
ニヤっとしながら、「アノ本だよね」なんて、本棚から持ってきたり。
成長とともに共有する時間が減っていくけれど、
共有の体験があるのはいい。安心できる。
ブッククラブから送られてくるのは、外国のマイナーな本が多い。
推薦図書的なセレクトに上がってるのは、少ない。
だから自分では絶対選ばないような。
でも、こどもが何度も読んでとせがむのは、そういうダークホース。
博愛主義のカッパくんは、「最近これ読んでないから」と満遍なく、
選んでいたけど。
ナッパちんはもう恐ろしいほどのヘビロテ派。
今は
「歯医者のチュー先生」「ズトンといっぱつ、すていぬシンプ大活躍」
「時計つくりのジョニー」「ワニのクロッカス」「みんなのベロニカ」
これらが、鬼ローテーション中。
みなさんご存知?
「チュー先生」以外は、あまり馴染みでないかしら?
傾向をみると、
ピンチに陥った主人公が、持ち前の機転やガッツ、能力で大逆転
っていう感じです。
6歳の今、困難なこともなんとか乗り越えられると信じているのは、
とても幸せなこと。
カッパくんはもう読み聞かせを遠くでちらりと聞きながら、
自分の好きな本を読んでいるくらいですが。
どの絵本もすべて記憶されているらしく、
「こういう絵なんだよね」とか「ページ抜かしてないか」とか突っ込んできます。
そうそう、椅子をパタンパタン後ろにそらせてて、椅子ごとひっくり返って、
椅子を再起不能にぶっ壊したナッパちん。
本人はいたって無事。
「もうお金ないから、ナッパちんは旅行つれてきませんっ!!」と叱ると、
「いいもん、ひとりでおうちで本読んでるからいいもん。
本がいっぱいいっぱいあるから、寂しくないもん(泣)」
テレビでもたまごっちでもないのは、たぶん偶然だけど、
なんだか嬉しかったお母さんです。