おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

松が岡、紅葉の特別公開。

2017-12-10 16:51:15 | ハイキング


掛川の十九首塚の近くに、松ヶ岡というお屋敷があって、紅葉時期の今、連日公開中とのこと。

掛川・松ヶ岡(旧山崎家住宅)庭園の紅葉[掛川市]|アットエス


「知らなかったね」と、オット情報。


グーグル先生にご指南頂きながら、逆川沿いをテクテク。グーグル先生は到着!と言うけども??

少し戻って、懐かしの我が珠算教室前を通り過ぎ(ここのさくらんぼ食べて口が真っ黒)、橋を渡ってすぐ。
ん?ここ子供の頃、来たことある。



立派な門前。道はわかりくいですが、駐車スペースもありです。

入ろうとすると、通用門が開いて出てきたおじさんたちが、「公開は3時までだからもうお終いだよ」っと。残念。

でも「女の人ならねー。中にまだいる中井貴一に頼んでねー」とのこと。





お座敷に座った目線でガラス越しに愛でる紅葉。


そして、中にいた掛川の?中井貴一さんが、渋ることなく案内してくれました。

160年前から移り住んだ、山崎家という大商人のお屋敷で、代々、掛川藩の御用達などで成した財で、新田開拓やインフラ整備、掛川銀行の創設など、地域にも貢献。また明治天皇の行在所として、お屋敷を増築したそうです。



お屋敷の三方は逆川から引き込んだお堀を後に池にし。赤松で囲まれた庭が松が丘の由来だとか。

商人のお屋敷だけあって、内装は質実剛健。襖絵もなくシンプルですが、欄間の意匠は松が岡の松。

廊下の板張りも梁も節もなく真っ直ぐないい木材だということは、素人目にも明らか。





増築廊下のアーチ状の天井、素敵。



ガラスも沼津の御用邸で見たのと同じ水泡の残る昔ガラス。光が屈折して柔らかくなり、景色がノスタルジック。



こんなに広いお屋敷だったとは…。





増築の奥座敷。天井が高く、照明器具もレトロ。床の間は、床柱が抜いてある特殊な技術だそうです。

そして花起き台はもともと、鎧兜を飾るところだったそうです。



銀行家でもあったので、屋敷内にお蔵のような金庫があり。

他にも明治天皇のためのおトイレやお風呂や脱衣和室などなど。

たっぷり1時間ほど案内してもらいました。

山崎家の方々は東京に移り、松が丘は今は掛川市の管理下だそうです。

瓦や漆喰は落ちているところもあり、内装が上質で美しいだけあって、残念です。

文化財保存のための「松が丘プロジェクト」

日本経済の礎を築いた「山﨑覚次郎博士」の生家『松ヶ岡(旧山﨑家住宅)』の修理・保存へご協力を! | ふるさと納税のクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」


文化が発達するためには、公的な力以上に、お金も才能も先見の明もある偉大な個人の力が大切なのですね。

水戸の偕楽園との縁のお話も興味深かったです。

玄関の桜の上がり框?式台も、ほんのり赤く光沢があってとても良いものでした。

時間外なのに、丁寧に案内してくれた中井貴一さんにお礼を言って、庭も見せてもらうことにしました。





紅葉の盛りは過ぎていましたが、バランスがいいお庭です。





良いモノというのは、長い時間経っても良いと思えるものなのですね。

ふと、今話題の羽生善治さんの言葉「才能というのは一瞬のきらめきではなく、長く同じものに没頭し続けられること」を思い出しました。

そういう長い時間にヒトは敬意を持つのかもしれませんね。

日頃から月に一度の開放日があるようですが、紅葉の季節は開放しているようなので、ゼヒ来年も訪ねてみたいですね。無料だし。



冬枯れの桜並木越しの掛川城。

今日一日の充実感に浸りながら、ちょっと物悲しい冬の夕陽を背に帰途へ。

9500歩ほど。よい一日になりました。


えんとつ町のプペル、光る絵本展。

2017-12-10 15:04:40 | ハイキング
 

粟ヶ岳下山後、菊川のアエルで開催中の「えんとつ町のプペル」の原画展を観に行きました。

以前、Aさんにオススメされました。

入場料は500円で、プペルの絵のペットボトル茶一本いただけます。

にしきのあきら…じゃなくて、にしのあきひろさん、本業のお笑いよりイラストレーターとして有名?

大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野) - Spotlight (スポットライト)


無料公開で賛否両論、話題になりましたね。

この工場の絵は素晴らしかったです。
安野光雅さんみたい!

ハロウィンのお話なんですね。

でも個人的は、ストーリーやキャラデザは、どこかで見たような、さほど独創的な魅力を感じなかったかなぁ。

絵の裏から光を当てている幻想的な雰囲気。

無料版を読んで興味が持てたら、原画を観るとよいかと思いまーす。

えんとつ町のプペル 光る絵本展 | 菊川文化会館アエル|静岡県西部エリアの貸しホール・貸し会議室


それよりなにより、久しぶりのアエルの無国籍風独創建築のほうが、印象に残りました。

さて、もう少し時間があるのでもう一箇所行ってみましょう!

ハイキング納めの粟ヶ岳。

2017-12-10 14:01:24 | ハイキング


年末の慌ただしさに紛れて、粟ヶ岳に登ってきましたよ。

Tちゃんと晴れさん、いつもの3人組です。



今回はじゃーん!遂にTちゃんプレゼンツで、念願のハイキングクラブのワッペン出来ました!

日本一の富士山!そして茶文字の粟ヶ岳!!

参加者にはもれなくいただけますよ!このチャンスに是非!

さすがに粟ヶ岳も慣れてきて、ダベりながらも、ストレッチ&靴紐結びもバッチリ。

いざ!



ヘアビンカープの茶畑。いつもきれいに角刈りです!





一番の急坂の手前に新しい看板ができてました!そして、坂の手前で、ぴったりの善意の杖をゲットするハレさん。ツイてます!



ススキが刈られた後なのか、稜線がスッキリ整ってます。





今日は空気が澄んでるからか、晴れさんの生誕祭のためか、やけに景色がくっきりハッキリ見えます。老眼治った?





富士山もいい雪化粧っぷりで、銭湯の壁絵のように、この写真よりハッキリして見えましたよ。ありがたや〜。



冬枯れこそ清々しく、今後の老後もかく在りたいですね。





今日もありました。お天気まで、祝!晴れさん。



もともとあった「ガンバレ」の文字に、Tちゃんとワタシが拾った茶の実を使ってみました。





山道のご褒美。見上げる紅葉。



足元には銀杏のイエローカーペット。



雅楽の音が聴こえてきて、阿波々神社に到着なり。やはり1時間ちょっとってとこでしょうか。

今回も登山の無事を感謝。



ご褒美の景色。
眼下には、干支の戌の新年飾りの土台を建設中。





お茶屋さんで早めのお昼。

今回は秋の紅葉茶碗で東山茶。



Tちゃんが掛川牛の黒カレーを食べたくてソワソワしてますが。まあとりあえず、みんな初志貫徹の温かい山菜うどん。

山菜は季節によって入るものが違うのでオススメです。

黒カレーはまたね。



稲束で作る新年飾りの干支の戌、新年に見れるかな?

風はないので日当たりのよい芝生にシートをひいて、お菓子とコーヒータイム。幸せですなぁ。

ハイキングも景色もだけど、野外でおひさまに当たるだけで、気分がリフレッシュするよね。

今思えば、こどもたちと外で過ごしてた日々は、ヘトヘトながらも健康的だったのよね。

ホルモンが減る中年の今こそ、光を浴びましょうぞ。



帰り道のお約束、ハレさんが先頭だと道を間違える。

そして、帰り道の看板まであっという間にトットコ下り。行き道同様、ジグザグ歩行でお膝を温存。

無事下山。さてまだ13時。なにもない掛川でどうしませう。