
図書館の時代小説フェアの中で、目に留まる葉室麟さん。
そういえば、先日お亡くなりになられたばかりの、直木賞作家。
50歳から書き始めて、わりとすぐに直木賞候補に何度も、そして受賞。
もちっと長生きしてくだされば、更にいい作品をたくさん書いていただけただろうに惜しい。
ご冥福を祈りつつ、「柚子の花咲く」を借りてみました。
同じく時代小説フェアの中に見つけた、朝井まかてさんの「福袋」がとても面白かった。庶民が泣いたり笑ったりしながら、しぶとく生きてて、「これでいいのだ!」と元気でる。
時代小説フェアの作品群は、読んだことあるうえに好きな作品が多く並んでいて、否応なく自分のじーさん度の高さを実感しました。
いやいや、お江戸の話はとても現代社会のアレコレに通じるのだよ。
今日もテレビを見ながら夕飯を食べていて、味噌汁をひっくり返したムスメに、チクチクと怒ってしまった。
だってしょっちゅうなんだもん!
ムスコは、電気辞書を風呂場に持ち込み長風呂していて、また怒り爆発!!
水場に電子機器を持ち込むなんて、理系のくせにアホか!
江戸時代の人はこんなことでイラつかなかっただろうなぁ。そもそもテレビも電気辞書もなかったし。
高い文明を正しく使いこなすには、使う人間の高度な自制が必要なのよね。
私達にはムズカシイ。