「スタフ」 道尾 秀介
今私注目の作家さんかも。これもタイトルが凡て。この人、少年の剛さと脆さ、万能感と挫折、素直さと屈折、その極端さ故のめんどくささを著すのが上手。まさか作者が永遠の中2!?でも今回に限りなのか、限りなく伊坂幸太郎っぽい。
「夜を乗り越える」 又吉 直樹
タイトル推し。「『火花』わかんねー」って人にオススメ。
「幹事のアッコちゃん」 柚木 麻子
アッコちゃんシリーズも3冊目。今回初めてアッコちゃんの弱み?やアンチな人の登場に親近感を持つ。OLさんの応援歌なんだろうな。
「天のシーソー」 安東 みきえ
中1息子へのブッククラブの配本。息子が「この人の教科書に載ってた」と言うので、読んでみる。こどもたちの感情が瑞々しい。内容も斬新ではないのに、新鮮。珍しく息子も読み、感想などはもちろん話さないけれど、共通の読書ができたことに感謝。
「なるほど」とわかるマンガはじめての自分の心理学 ゆうきゆう
「なるほど」と分かった。
…分かりやすいのと、活かせるのとはまた別。
「105歳の料理人ローズの愛と笑いの復習」 フランツ=オリヴィエ・ジズベール
今月ピカ一の大作。久し振りの翻訳モノで長丁場なんだけど(105歳の自伝だからさ)スピード感、言葉の新鮮さなど、読みやすいほうかも。20世紀の殺戮の歴史書でもあり、私でも知ってる史実の著名人が主人公と絡むのが絶妙。散々殺しておいてなんですが、巻末にローズ秘伝のレシピが載ってるのが、親切よ♪
以上6冊(訂正!)