長野県飯田市の杵原学校で、満開のシダレザクラを鑑賞したあと、市南部に移動しました。ここに小笠原家の陣屋跡があって、桜の古木が植わっています。
奥さん 「急な坂道だね」
への次郎 「この上に陣屋があったみたいだよ」
急坂を上がって行くと、石垣の上に建物。
あれが陣屋にあった小笠原書院のようですね。
建物に近づいてみると、
への次郎 「すごい! 建物の一部が崖に迫り出ている」
奥さん 「京都の清水寺のようだね」
坂道をさらに上に行ってみると、
書院の入口がありました。左の桜の大木はベニヒガンです。
桜がよく見えるところに行ってみると、けっこうな大木でした。
推定樹齢300年。胸高周囲3m、樹高12mもあるとか。
しばらく桜を鑑賞したあと、入館料300円を支払って、書院内部を案内してもらいました。
ガイドさんの説明によると、陣屋にあった建物のうち、残っているのは、
手前の玄関と、後ろの築400年の書院だけだそうです。
書院に入る前に、崖を見せてもらいました。
懸造りというそうです。
書院内部に入ると、崖に迫り出た左の廊下と、
畳部屋が前後に2つ、さらに右に板間部屋がありました。
建物内部をぐるっと一周し、外に出てきました。
書院の参観を終え、駐車場に下りて行くとき、
もう一度、ベニヒガンと書院をカメラに収めました。
への次郎 「公開されている書院って、非常に珍しいそうだよ」
奥さん 「ほんと! じゃ、いいもの見られたんだね」
つづく