薄日がさしてきたこの日、桜の古木を訪ねて、中央道を北上しました。
長野県飯田市にある飯田山本インターでおりて、下道を走っていたら、桜の古木を発見。
への次郎 「橋の向かいの桜、大きいね」
奥さん 「古木だわ」
二人で話をしていたら、おじさんが声を掛けてきました。聞くと、この先の学校跡地に桜の古木が多数あるとのこと。さっそく行ってみました。
への次郎 「ここじゃないかな」
奥さん 「向こうに歩いて行ってるね」
後をついて行くと、
シニアカップルが桜をバックに、記念写真を撮っていました。
奥さん 「後ろの赤い小さな花、あれも桜?」
への次郎 「いや。あれはハナノキじゃないかな」
来た人たちはみな、我々の横を通り過ぎて、奥へ奥へ向かって行きました。
皆さんが目指していたのは、これでした。
杵原学校のシダレザクラ。右端の人と比べてください、巨大さが分かりますよね。
根元を見たら、
大きなスイセンが咲いていました。
さらに奥に行くと、
別の大きなシダレザクラがありましたが、
やはり先ほど見た、このシダレにはかないませんよね。
巨大なシダレザクラを鑑賞したあと、校舎をのぞいてみました。
杵原(きねはら)学校と言っていますが、昭和24年に建てられた旧山本中学校でした。
この木造校舎、国の登録有形文化財に指定されていて、
映画『母べえ』(2007年)のロケ地としても使われたようですね。
ここの桜と校舎、よく整備されていました。聞くと、この学校を卒業した地元の人々によって維持管理されているそうです。
車に乗る前に駐車場から、もう一度、桜と校舎を見上げました。
への次郎 「古い物は、壊せばいいというもんじゃない」
奥さん 「ほんとだわ。今後も守っていってほしいね、桜と校舎」
つづく