物置から古い写真が出てきました。
「これがセットだな」
高1の夏休みに中学校の友人数人と、広島県県北の道後山(1268m)にキャンプに行った写真でした。おぼろげな記憶にもとづいて写真を時系列に並べ、当時の時刻表を手に一泊二日の旅を再現してみました。
旅の行程は、こんな感じ。まず福塩線で北上し、塩町駅で芸備線に乗り換え、道後山駅まで行きます。そこで下車し、バスで道後山に上がるというものです。
昭和46年(1971年)の夏休み。我々は朝早く最寄りの駅に集合しました。
当時の国鉄福塩線の戸手駅です(『情報発信むかし村』より)。
向こうが上り福山行きのホーム、こっちが下り府中行き。我々は下りホームに入ってきた電車に乗って出発しました(8:10)。
府中駅に到着(8:23)。府中駅からは非電化区間、この気動車に乗り換えました(8:41)。
車内では、おしゃべりしたり、写真を撮ったりしながら過ごしたんだと思います。
塩町駅に着きました(10:20)。ホームにおりて、急いで早めのランチ。
持ってきた弁当をほうばり、芸備線の列車に乗り換えました(10:48)。
乗り換えて2時間、道後山駅に着きました(12:50)。
写真右側が駅舎。駅前に見えるのは旅館でしょうね(『昭和の駅の風景⑶』より)。
当時、駅前から道後山麓に向かう備北交通のバスがありました。そのバスに乗って25分揺られ、やっと道後山に着きました(13:35)。
じつは道後山へは、中学校の林間学校で一度、行ったことがありました。そこで、中学校の卒業アルバムを開いてみると、
雰囲気ありますよね、この写真。プロの撮影は違う!
ん・・・。座って何か食べている人の後頭部、見覚えがあるような。
「もしや・・・」
つづく