古い写真を整理していたら、50年近く前の浅草の写真が出てきました。
当時、若者が好んだ街は新宿、渋谷、池袋。若者が浅草に遊びに行くことは、ほとんどありませんでした。ただ東京に出て最初住んだのが葛飾区で、浅草から比較的近かったため、ごくたまに行くことはありました。
この日、おそらく東武電車に乗って、友人とやって来たんだと思います。
これは浅草のシンボル、雷門につるされた大提灯です。
左に立て看があって、「浅草春の観光祭」と書いてあります。調べたら、この祭は現在でもあって、3月中旬~5月上旬に開催されています。写っている人たちの身なりから、4月でしょうか。
雷門をくぐると、仲見世通りがまっすぐ伸びています。
通りの両サイドには、当時も土産物屋がずらっと軒を連ねていました。
多くの人が写っています。この日は、日曜日でしょうか。
今では平日でも、外国人観光客がたくさん来ていますが、
当時は、彼らを見ることはほとんどありませんでした。
仲見世通りを通り抜けると、また大きな提灯がぶら下がっていました。宝蔵門です。
この門をくぐると、浅草寺(せんそうじ)の境内。
境内に入ると、前方に本堂。
左に咲いているのは、桜? じゃ、4月上旬ですね。
本堂の方に進むと、常香炉があって、みなさん煙を浴びていました。
への次郎も煙を浴びて、本堂へ。
お参りを済ませ、本堂から境内に下りてきました。前方に見えるのが宝蔵門です。
このあと、どこへ行ったんでしょうか。まったく記憶にありません。
1970年代後半の浅草でした。