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曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

散り銀杏

2019-11-18 | 絵  ①日本画

    銀杏の葉 ~ Gingo biloba」 ゲーテ


      これは はるばると東洋から わたしの庭に移された木の葉です

      木の葉には 賢者の心を喜ばせる

      深い意味がふくまれています

 

      これはもともと一枚の葉が 裂かれて二枚になったのでしょうか

      それとも二枚の葉が相手を見つけて 一枚になったのでしょうか

 

      こうした問いに答えられる 本当の意味がどうやら分かってきました

      わたしの歌を読んで あなたはお気づきになりませんか

      わたしも一枚でありながら あなたと結ばれた二枚の葉であることが  

                     「ゲーテ詩集」より 井上正蔵訳

                          旺文社文庫

 

柄にもなく冒頭からロマンチックなゲーテの詩をのせてしまいました~~ この季節にふさわしい絵を・・・と探して見つけたのが、このムサビ在学中のスクーリングでの50号の銀杏の絵。 明るい秋の日差しの中で見ていたら、こんな詩があったな・・・と思い出してしまったのです。

今日は、夫の83回目の誕生日。 夜には娘夫婦とLINEでお祝いです。 11月の陽気のように穏やかで温か(だった?)夫(えらいノロケでスンマセン)へのプレゼント。 (銀杏葉は認知症薬としても使われていますので、ダブルプレゼント、と言いたいところですが・・・残念ながら、夫にはまるで効果はみられませんでした~~"(-""-)"

★ 絵の中央の枝についた白い葉には金箔を貼ってあります。 当時は、やたらと箔を使いたくて・・・ 今は金や銀の金属に手を出す勇気は・・・ちょっとありません・・・ 

そして、よく見ると、銀杏の葉にはこの詩のような裂け目が入っていない扇形の葉ばかり(出ました~~手抜き!?)

 

 

 

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