前回の記事をご覧になった方の中には
呑気なことを言って・・・他人事ではないだろうに・・・なんて
心配して下さった方もいらしたと思います
もちろん
天から頂いた夫との穏やかな時間を
毎日大切に過ごしてはおりますが
考えたくはないけれども
考えなくてはならないことが
アレコレたくさん あって・・・
気分はいつも落ち着きません・・・
一番に思うことは
(残念ながらここまできてしまったのだから)
できるだけ
心を込めた形で夫を送りたい・・・
どうしたら夫に喜んでもらえるか・・・
ということ
それが 一昨日 突然閃いたのです
夫がこよなく愛した
音楽の力を借りたらどうだろうか・・・と
それで思い出したのが
夫が現役時代勤務していた銀座で
フルート教室に通っていたこと
当時夫は小さな財団法人の役員として
元気で勤めておりました
夫の人生の中で一番輝いていた時代だったと思います
当時夫がお世話になっていた先生が
まだ銀座十字屋で講師をされておられるのか
ドキドキしながらフルート教室へ電話をしたところ
ラッキーなことに先生は現在も講師をされていらっしゃいました
先生の連絡先を
教えて頂けるかと訊ねたところ
先生の了解が取れたら後で連絡するとのことで
程なくして先生の携帯番号を知らせて頂きました
この先生とは毎年 年に一度のお教室の発表会の時に
お会いして親しくお話させて頂いたことはありましたが
なにせあれから10年以上経っておりますので
夫のことを覚えていて下さっているかどうか・・・
とても心配でした
ところが『よく覚えていますよ。楽しい思い出がたくさんあります』と
仰って頂けたのです!
で
夫の現状をお話しして
夫が天に召された時に先生の
フルート演奏を式場で聞かせて頂けないか・・・と
これまたドキドキものでお願いしたところ
『私で良かったら 是非伺わせてください』との
お返事を頂けたのです!
久しぶりに受けた電話は昔の教え子の妻からで
しかも 話は 教え子の葬儀の場での
生演奏の依頼・・・そんなとんでもない話に躊躇することもなく
快諾して頂けたことは
大変有難く
心底ホッとしております
夫の元気な頃の姿を知っている先生が
夫のために
フルートを演奏して下されば
どんなにか夫は喜ぶことでしょう・・・
曲目は夫が好きで良く吹いていた
「精霊の踊り」を入れて頂いて
あとはすべて先生にお任せということに
いたしました
何だかこれで夫を笑顔で送れそうな気になってきました・・・
もちろん 残された夫との穏やかで愛しくも尊い時間を
許される限り大切にしたいと思っております・・・
見出し画像は なかなか描き上がらない
薔薇の花です
ソフトフォーカスで
ベールを被せて(^_-) 載せました(^_-)