駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

スティービー・ワンダー メイキング・オブ・キー・オブ・ライフ(おまけ)

2006年10月08日 | オールドミュージック
このDVDを買ってからというもの、オレの頭の中にはずっとスティービーの名曲のメロディや、ハイトーンの歌声が響いている。
DVDを2回通り見て、「キー・オブ・ライフ」を買い直して聞き直したり、以前から持っているCDをBGMにかけていたからだ。
もとより、POWDERではスティービー・ワンダーの曲は、数曲レパートリーに入っていて、昔からコピーのために聞き込んできた曲は多い。
「サー・デューク(愛するデューク)」「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」「イズント・シー・ラブリー(可愛いアイシャ)」「心の愛」など、いずれも素晴らしい名曲を演奏させていただいている。
自分がPOWDERに参加した当初は、パーカッションを担当していたので、どの曲もコンガやティンバレスで演奏することが楽しく、その場その場で小物を使って効果音を鳴らすことに非常な喜びを感じていたのだ。
演奏しながら踊って、コーラスを入れ、コンガを叩く。あ~、楽しくてやめられません。でも、ドラマーとしてやっていく必要があって、そのまま今に至っている。
またコンガやりたいな~。

さて、「サー・デューク」のデュークは、JAZZの王様「デューク・エリントン」のことだったり、「可愛いアイシャ」はスティービーの愛娘のことだったりするってことは、それとなく分かっていたが、DVDを見て、アイシャちゃんが当時よちよち歩きで赤ちゃん言葉を話し始める頃のビデオ画像を見ると、あー、普通の良きパパだったんだなーなんて思う。
そんなアイシャちゃんも、20年後にビデオに映る姿はきれいなお嬢さんだ。あれからもう10年が経ったのだから、今頃はきっと結婚してママになっているのかな?

「キー・オブ・ライフ」での「可愛いアイシャ」のイントロは、赤ちゃんの泣き声から6小節にわたるメロタムのロールから始まる。それだけでも相当なインパクトがあるのに、曲中、間奏のスティービーの素晴らしいハーモニカソロに乗ってアイシャとママのおかしな会話や、家庭らしい物音なんかが効果音となっていて、改めて聞くとじんわりと来るものがある。
このドラミングはスティービー自身のものだとクレジットされていて、シングルヘッドタムのロールの特徴ある音が耳に残る。
ちなみに、ベスト版の「可愛いアイシャ」は、(エディット)とカッコ書きされていて、イントロのタムロールや、長い間奏のアイシャの赤ちゃん声はカットされている。
どちらがいいかと言えば、自分は原曲のほうが好きだ。
何故なら、昔前者のほうを良く聞いていて耳に馴染んでいるからだ。
でも、POWDERで演奏する場合は、モチロン後者のほうである。ライブで赤ちゃんの声は入れられないからね。

ところで、「キー・オブ・ライフ」の収録曲じゃないんだけど、「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」のドラミングはスゴイ!と思いません?
デタラメなぐらいに突っ走っているスピード感、しかもセオリーとか定石なんて感じない自由なドラミングは、やっぱスティービーならではと思いますが、クレジット見たら違ってるかも知れん。そしたら、ゴメン!ってことで。
コメント
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