『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

上伊那地理歴史唱歌

2013年10月27日 | 雑感
伊澤修二記念音楽祭のプログラムパンフレットに
『上伊那地理歴史唱歌』という題名の
楽譜が挟まれていた



『上伊那地理歴史唱歌』
    貴族院議員 伊澤修二先生 校閲
    在文科大学 福澤青籃   著作

1 流れて 鼕々(とうとう)いさましや
  天龍川の水の音
  聳えて皎々(こうこう)いさぎよし
  両駒ケ岳の雪の色

2 木曾の深山のさかひなる
  権平(権兵衛)峠の七まがり
  おるれば広き中野はら
  伊那の平はかすむなり

3 千ひろの岩のきりぎしに
  かかる鉾持のかけはしは
  やいばの上をわたるごと
  げに天険の土地なれや

4 枝葉さかゆる若松に
  移りし保科正之も
  しばし心の緒をしめて
  時を待ちたるかぶと城

5 日も入の谷のくれはやく
  木立ちおぐらき黒河内
  八人塚の迹(あと)問えば
  甲斐がねおろし夏寒し

6 猟師の家に夜は更けて
  親のいた手をあたためし
  孝行ざるの物がたり
  たたへぬ人はなかりけり
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10月27日の西駒ケ岳

2013年10月27日 | 日記
台風一過の今日は、
かなり冷え込みましたが・・・・
少し雪が降ったのでしょうか・・・・


経ヶ岳
今日はいいお天気
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伊澤修二記念音楽祭

2013年10月27日 | 雑感
伊那市高遠で生まれた伊澤修二が
東京音楽学校(現・東京藝術大学)の
初代校長を勤めた縁ではじまった
東京藝大シンフォニーオーケストラの演奏会





伊那市と高遠が合併した当時
この音楽会は、
高遠町の音響設備も何もない
体育館で行なわれていて、
今しがた野良に出ていた、というような
おじいちゃんやおばあちゃんが
小学生のお孫さんたちと聴きに来る
そういう音楽会だった

その演奏を始めて聴いたとき
その素晴らしい演奏に衝撃を受けたのを思い出す

演奏される皆さんは
みんな学生だけれど、
卒業したら、プロとして独り立ちし、
世界に羽ばたいていくような
優秀な、選りすぐりの演奏家たち
その人たちが集まったオーケストラである

この音楽祭が楽しくて、素晴らしいのは
指揮科の学生の指揮で演奏がある、ということと
各楽器の紹介を
パートごとにしてくれて、
そのパートごとの演奏がまた
それだけで、充分に楽しい音楽会になっていること

学生である分、
彼らは演奏の手を抜かない
真面目で、きっちりした音色を・・・
そういう思いが伝わってくるような
すばらしい演奏である

こんなにすばらしい演奏を、
もっと、大勢の人たちに聴いてもらうことは出来ないものか
将来のある演奏家たちの卵の皆さんに
もっと、設備のいい、音の響きの良い
大きなホールで演奏させてやりたいものだ、
そう思いながら、岐路に着いたことを
思い出す

そして、「ぜひ、県民文化会館で・・・」と
主催者に嘆願した

そういう思いの人が多かったのだろう・・・

それからまもなく、
午前の部は、高遠町体育館で
午後の部は、県民文化会館で演奏されるようになった

学生が滞在している間、各学校を回り
吹奏楽部を指導してくださるなどの交流も
あわせて行なわれている縁で、
市内各小中学校の合唱部や、吹奏楽部の生徒たちは
優先的に入場でき、
一般市民も、たった500円で入場できる

<リハーサル風景>


今日のメインは
N,リムスニー・コルサコフの
交響組曲『シェエラザード』作品35

どこかさびしげで、
でもなぜかきらびやかさのある
そんな楽曲だった

久しぶりに、心が豊かになったような
そんな気持ちのいい時間を過ごさせてもらった
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