『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

混声合唱のためのカンタータ『土の歌』より“大地讃頌”

2014年07月07日 | 雑感
合唱曲『大地讃頌』は、
実は、表題にあるように
混声合唱曲『土の歌』の中にある合唱曲です。

長野県の多くの中学校や高等学校では
よくこの『大地讃頌』が好んで歌われています。

各学校の合唱祭(合唱コンクール)の最後の全体合唱は
大抵『大地讃頌』が歌われている、といっても
いいほどです。

しかし、この『大地讃頌』が、
混声合唱のためのカンタータ『土の歌』の中の一曲である
ということまで、生徒たちは教えられていないような気がします。

この曲は、実は反戦曲なのです。

第1楽章  農夫と土
第2楽章  祖国の土
第3楽章  死の灰
第4楽章  もぐらもち
第5楽章  天地の怒り
第6楽章  地上の祈り

そこまで歌ってくると、
♪母なる大地を ほめよ たたえよ♪
と、
第7楽章  大地讃頌
を、気持ちを込めて歌えるのだと思います。

私の年代は、この『大地讃頌』がまだ世に出ない時だったので
実際には、この合唱曲を指導してもらったことはありません。

息子や娘たちが、学校で歌うこの歌を聞いて
楽譜を買って、自己流で覚えてきた歌ですが
こんなに、気持ちが晴れ晴れする合唱曲は
今まであまりなかったなあ・・・と
思ったりしています。

母が米寿を迎えたとき、
子どもたちや孫たち、曾孫たちで
この『大地讃頌』を歌ってあげました

この、それぞれの楽章の歌詞にあるように
母も戦争を乗り越え、
災害を乗り越え、
苦労してここまで来たと思うと、
この「大地」は、母そのもののような気もします。

みんなで歌ってみると、これがまあ、
ちゃんと混声合唱になっていて、なかなかいい出来栄えでした(笑)

これに気を良くして、みんなが集まると
この『大地讃頌』を歌っているのです。

先日の三男の結婚式では、
出席できなかった「ばあちゃん」を思い、
孫たちが、曾孫たちが娘のピアノに合わせて
声高らかに歌ってくれました。

とても感動的な、いい余興になりました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする