『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

「みゆ」ちゃんの死

2022年12月15日 | 生活

一昨日、

飼っていた猫(みゆちゃん)が亡くなりました。

老衰(たぶん)でした。

 

来年の春が来れば、

飼い始めて20年になりますから、

人間でいえば、95~6歳、というところでしょうか?

 

20年前、

当時勤めていた保育園の門扉の前に

生まれて間もない子猫が段ボール箱に入れられて置かれてあるのを、

早番で出勤した若い保育士が見つけました。

 

当時の職員に、

飼ってくれる人はいないか?と聞いてみても

みんな首を振るばかり。

ある職員が、

「グリーンファーム」で顔見世させてもらえれば、

お客さんの中で、だれか引き取ってくれる人が現れるかもしれない、

というので、お願いして置いてきたのですが、

3日ほどして、

「誰も飼い手が現れないから引き取りに来てほしい」と言われ、

また戻ってきた子猫ちゃん。

仕方がないので、

私が引き取って飼うことにしたのでした。

 

我が家では、その3年前に、

12年飼っていた犬が亡くなり

もう、生き物を飼うのは嫌だなあ、と思っていたので

あまり乗り気ではありませんでしたが、

当時高校3年生だった三男が、とってもかわいがり、

おしっこのしつけまでしてくれて、

「みゆちゃん」は、我が家の一員になったのでした。

 

(いたずら盛りのころのみゆちゃん)

 

みゆは、しっぽがちぎれていて半分しかなく、

だから、捨てられたのかなあ・・・、と思うのですが

どう見ても、器量よしではありませんでした。

でも、とってもお人よし(お猫よし?)でした。

近所の猫が、みゆの餌を食べに来ても

怒るわけでも、追い払うわけでもなく、

食べられるのを黙ってみていました。

 

それでも、時々、野ネズミを捕まえてきて

「どうだ!」と言わんばかりに、

私たち家族の前で、見せびらかしていました。

元気なころは、かなりやんちゃなみゆちゃんでした。

 

古い家の時は、

家の中への出入りを自由にさせていましたが、

家を新しくしたときには、

みゆちゃんにも新しい家(犬小屋ですが・笑)を主人が用意し、

みゆには、そこで過ごしてもらいました。

 

毎年冬になると、主人が小屋を毛布で覆い、

夜には湯たんぽも入れてやっていましたが、

あの夜が、今年初めての湯たんぽの日でした。

数日前から、主人が

「最期が近いかもしれない」ようなことを言っていたので、

暖かい湯たんぽの側で、最期を迎えたんだな、と思ったら、

なんか、良かったな、と思いました。

 

ほとんど主人が世話をしていて、

私は、あまりかかわっていなかったのですが、

それでも、いない、となると、

なんか、寂しいものですねえ。

 

その夜は、主人と二人

みゆちゃんの元気だったころを思い出しながら、

お酒を飲みました。

 

明日、埋葬します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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