海神祭WATATSUMI/海上保安大学校

６月９日～１０日と行われた海上保安大学校の学生祭である海神祭（わたつみ）を見てきました。
スケジュールの関係で９日だけの見学です。



当日は炎天下で暑いのなんのって・・・　それでも地元の人達が沢山訪れていました。

校内には、出店が沢山並び、カレーや焼き鳥・フランクフルトｅｔｃ
行列ができたのは、海上保安グッツでした。　小生もゲット！


　

中でも見たかったのは、潜水研修実演

ここは、学生では無く、海上保安庁の潜水士を目指す若者たちが実習訓練に取り組んでいる。
海難事故などで救命活動にあたり、「海猿」とも呼ばれる潜水士は海保職員にとって憧れの業務だが、全国でわずか約２２０人。資格を得るための訓練は５月上旬から５０日間に及び、国内の１１保安管区から選抜された２１～２７歳の海上保安官が挑む。　（読売新聞抜粋）

実は、見学数日後「読売新聞」に彼らが掲載されていました。日数が経つと消されると思いますが、読売新聞のネット版に動画も含め現在公開中
「食いしばって海猿になる」　ここにリンクしました。

訓練を実演中の海上保安官







リンクした新聞を見ると分かりますが、夜間の訓練もしています。







「ＯＫ」のサインは安全の確保の動作確認。

重さ１０キロ鉛を持って立ち泳ぎしています。かなり苦しそう！　皆さんは１０キロの米を持って泳げますか？


　

　

ひょっとこや兎がいるかと思いましたら・・・・

猿が・・・・・これぞ海猿








彼らは東日本大震災の時、捜索等の為に管区を越えて来てくれました。

立派な海のサムライになってくださいね。　日本の海は彼等が守ってくれているのです。



シミュレーションセンターでは、リアルな装置で様々なシチュエーションの中での操作を訓練できます。
実際に中で見ていると揺れている感じがするのですが、実は映像の影響で脳が騙されているようです。





巡視船「やまくに」

ＰＭ２９　平成２１年６月２９日竣工　大分海上保安部
３３５トン　軽合金　全長５６ｍ　最大幅８.５ｍ　深さ４.４ｍ　
主機／軸数ディーゼル３基、ウォータージェット３基　出力１５.０００馬力　速力３０ノット
２０ミリ多銃身機銃１基



　　

　

　


２０ミリ機関砲は、赤外線監視装置（赤外線映像）を利用して遠隔で射撃が可能です。


船体の横に黒い横断幕がありますが、あそこにはＬＥＤで文字が表示されています。
今回は「ようこそ・・・」とありましたが、あの装置は停船命令等表示です。





また、どこかで海保の公開があったら行きたいと思います。

人命を助ける仕事でもありますが、まず自分の命の確保ができてこそ人命を救助できるのです。

諸君の活躍を期待しております。　敬礼