故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

頼るな、期待するな

2017-08-28 07:57:27 | よもやま話

孫が、川を渡り切りました。
4歳の頃、自立心が芽生える。
大人の力を借りたいけど、頑張る姿です。


今日のタイトルは、「頼るな、期待するな」です。
末っ子同士が結婚しました。
出産の時、両親のどちらかが亡くなっているか加療中でした。
お父ちゃんが気になるからと、母は一晩泊って病院に急いで帰りました。

橋田寿賀子さんは、子どもがいないから本音でドラマを書けると言われていました。
子供に気兼ねしないで、自由な発想で生きてきた。
私は、再婚を機に我が家を出ました。
もう子供に頼る道は閉ざされました。
子供も私に期待できなくなりました。

身体が動かなくなったら、施設に入れてくれと息子に頼みました。
ある時、その話をしたら、言われた通りに入れるよと息子から返ってきました。
私は忸怩たるものがありましたが、息子は笑っていました。
子供達、特に結婚して外に働きに出ている長女は、子どもを預けたかったでしょう。
私は反対したでしょうが、かみさんがいたら喜んでそうしていたでしょう。

選んだ道です。

家族に看取られて、天寿を全うすることはないでしょう。
子供に重い荷物を持つのを助けてもらうことはできません。
子供の期待に添うこともありません。
身体が動くうちは自らを始末し、動かなくなったら施設に入りましょう。
独りですが、自由があります。
一生懸命働いてきました。
家族のために、会社のためにそして自分のために。
残すものはありませんが、縛られることもありません。

これからは自分に投資するばかりです。
「頼るな、期待するな」でした。
身体が動かなくなったら、気持ちの持ちようが変わるかもしれません。
その時は、その時です。
判断できる力が残っていて欲しいと思います。

うば捨てに 枝を手折らず 這い進む

2017年8月28日
コメント
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