
孫が、川を渡り切りました。
4歳の頃、自立心が芽生える。
大人の力を借りたいけど、頑張る姿です。
今日のタイトルは、「頼るな、期待するな」です。
末っ子同士が結婚しました。
出産の時、両親のどちらかが亡くなっているか加療中でした。
お父ちゃんが気になるからと、母は一晩泊って病院に急いで帰りました。
橋田寿賀子さんは、子どもがいないから本音でドラマを書けると言われていました。
子供に気兼ねしないで、自由な発想で生きてきた。
私は、再婚を機に我が家を出ました。
もう子供に頼る道は閉ざされました。
子供も私に期待できなくなりました。
身体が動かなくなったら、施設に入れてくれと息子に頼みました。
ある時、その話をしたら、言われた通りに入れるよと息子から返ってきました。
私は忸怩たるものがありましたが、息子は笑っていました。
子供達、特に結婚して外に働きに出ている長女は、子どもを預けたかったでしょう。
私は反対したでしょうが、かみさんがいたら喜んでそうしていたでしょう。
選んだ道です。
家族に看取られて、天寿を全うすることはないでしょう。
子供に重い荷物を持つのを助けてもらうことはできません。
子供の期待に添うこともありません。
身体が動くうちは自らを始末し、動かなくなったら施設に入りましょう。
独りですが、自由があります。
一生懸命働いてきました。
家族のために、会社のためにそして自分のために。
残すものはありませんが、縛られることもありません。
これからは自分に投資するばかりです。
「頼るな、期待するな」でした。
身体が動かなくなったら、気持ちの持ちようが変わるかもしれません。
その時は、その時です。
判断できる力が残っていて欲しいと思います。
うば捨てに 枝を手折らず 這い進む
2017年8月28日