

女の子の違う表情です。
美人だからか、忙しいのに2枚も一生懸命描きました。
愁いと弾けるを行ったり来たりするこの年頃の女の子です。
どちらもこの娘の真の姿です。
今日のタイトルは、「可愛い子には、旅をさせろ」です。
私のブログは、絵と違う内容のタイトルで書かれていることが多い。
しばらくの間、絵から想像できる内容で書き進めてみます。
中学校の校長と話した時、
私達は、どうしても優秀な子どもたちに目が行ってしまう。
その子達は、優秀ゆえに、都会の学校に行き、そのまま都会の企業に入社する。
都会で知り合った同じ境遇の子供と所帯を持ち、都会に住み付いてしまう。
比較的学業が優れていなかった子が地元に残ります。
本当は、この残るかもしれない子達に目をかけてやらなければならないのかもしれません。
優れた高校にたくさんの子供たちを送り出すことで世間から評価されます。
判ってはいるが止められない現実です。
田舎は、優秀な人材をつなぎとめるだけの魅力にかけると思い込んでいます。
可愛い子には、旅をさせろ。
行ってこい。
やってみたいことを試してこい。
と背中を押してやる。
二度とは帰って来ないと判ってはいるが、送り出す。
大人はそうしてきました。
私は、広島県の離島で育ちました。
何にもない島でした。すべてが羨ましかった。
ただ一つだけ自慢がありました。
この海は世界に通じていると感じました。
先祖に和寇を持つ、潜在的な想いでしょうか。
今は、海は空と言い換えても良い。
その頃は、海は具体的で、空は抽象的でした。
二十歳で故郷を捨て、羨んでいた場所で夢中になって学び働きました。
親から教えてもらうことが少ない分、ごつごつとぶつかってばかりいました。、
就職した会社のため、転職を繰り返すうちに日本のため、
外資系の企業に入り、世界のためとなりました。
忘れてきたことがある。故郷に恩返しがしたいと歳を重ねるごとに思いました。
故郷に帰る機会を探し、故郷の仕事に応募しました。
かないませんでした。今さら、勝手なことを言うなと言われたように思いました。
考え方を変えました。
生まれたところでなくても、故郷に恩返しができる道を探しました。
ソフトでの貢献です。
小説を書き、島を有名にすればよい。
一つ試しました。「さなさん」です。
ブログの項目に、「プロジェクトエンジニアー」を入れてるのもその一つです。
仕事(プロジェクトエンジニアー)で教わったことは、仕事で返したい。
地域おこしは、日本が抱える最大規模のプロジェクトです。
国土の隅々まで潤う社会が理想です。
技術が進歩し、地域だけでは生きていけない。
それは、日本だけでも解決できない。地球規模の仕事です。
可愛い子には、旅をさせろ。
大いに学んで来い。大いに試してこい。
帰って来たい時は、いつでも待っている。
お前が座る場所を確保しているよ。
現実は厳しい。生きることで精いっぱいです。
そんなあなたが愛おしいのです。
浮き草の 故郷はいずこ 留まらず
2018年2月24日