この娘、どんな男に出会うのでしょう。
幸多かれといのるばかりです。
今日のタイトルは、「真面目ばかりじゃ肩がこる」です。
パキスタンでは、物を買う時いつも「来いよ」の眼に会いました。
値切ることが、コミュニケーションの始まりでした。
ドイツでは、家族で経営するホテルのおばちゃんに、
煙草を喫いすぎだ。
だから、お前はこの料理の美味しさがわからないと、残した私は叱られました。
沖縄の社長には、お前は馬鹿か鈍いのかと言われました。
断る理由の無理難題に食らい続けたからでした。
初めての現場で、小指を落としたムショ帰りの男が残した元付のワイヤーを、
15mの高さに昇り、取ってきました。その晩から兄貴扱いでした。
無駄無理を繰り返してきたと言っても良い。
愚直なまでに、直面する難題に向かっていきました。
本当に疲れる性分です。
飲んだ酒と煙草で、家が何軒買えたでしょう。
男が廃ると、勝てない相手に挑んだことでしょう。
ごめんなさいと、何度女に謝ったことでしょう。
オンとオフ。
馬鹿野郎たちが、繰り返す乱痴気騒ぎ。
思わず、ニタリ。
洋の東西、どこでも見られる頭に血が上った男達です。
飲まなきゃ、いい男なのに。
しゃべらなきゃ、美人なのに。
ギャップが醸す、すえた匂いのする生きざまです。
眉がピクリ。
男の顔に、真面目と不意真面目さがしわを刻みます。
ある人は、渋いと言います。
綱渡りのような危ない人生です。
刀の刃の上を歩むがごとくです。
毎度のことながら、道具を元あった場所に片付ける。
昔からこうだったと、風のように消えていく。
「真面目ばかりじゃ肩がこる」とうそぶく自分が消えていく。
思い切り こん棒で手打つ 未熟者
2018年2月18日