故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

聞く力

2021-04-17 07:05:08 | プロジェクトエンジニアー

別れの宴に友人が集まってくれた。
一年物の梅酒で乾杯し、時短の料理でもてなした。
いつまでも、忘れない。元気でいてね。


1分間で、嘘を見抜くゲームをやっていました。
矢継ぎ早に質問する。嘘をつく相手に考える余裕を与えない。
引き返し、少し角度を変えて同じ質問をする。
結果は、見事に嘘を見抜いていました。
キーワードは、嘘の上塗りはできないこと。
知らないことは、やはり知らない。
曖昧な答えを繰り返す。

今日のタイトルは、「聞く力」です。
世界中のミャンマー人がデジタルレジスタンスを繰り広げています。
SNS上で溢れる動画を時系列ごとに並べ一つの確信を得る。
動画に映っている人に電話をし裏を取る。
軍の政治の嘘を暴き、デジタル通信で世界中に発信する。
ここまでは、当事者の活動です。

投稿を読んで正しく判断できる人がいる。
暴力に屈し、反対意見を封じ込める体制下の国民にできることは限られている。
身近の人に始まり、世界中の人々が同情し、真実を知る。
そこからが問題です。
世界中の人々の「聞く力」が試されます。
民主主義国家が、軍事態勢に協力するものに制裁(資産凍結、渡航禁止など)をする。
世界の声を無視してビジネスを展開することはできない。

私は、国際的な機械メーカーに勤務したことがありました。
次から次に雨後の茸のごとくコピー会社が誕生しました。
開発費のかからぬコピー機は、飛ぶように売れた。
数十年の耐用年数を誇る機械です。
10年後故障し、摩耗部品を交換したい。
茸の会社は、すでにこの世に存在しません。
売り逃げです。
日本の会社(機械を購入する側)の担当者の言葉が沁みた。
「俺が偉くなっても、足を引っ張らない機械を導入したい」
少々高くても本物の会社から買いたい。

デジタル発信が、いじめの温床となる。
誰かの血がにじみ出る努力の結晶を、さも自分の開発品(オリジナリティー、真実など)のごとく発信する。
中国でカルビーがポテトチップスを生産し売り始めた。
コピーメーカーが追随し、少し安い価格で売った。
販売網を独占し、90%のシェアを誇った。
コピーメーカーの社員が、カルビーの製品を食べるにあたり、コピーだがよくできていると言い放った。
どちらが真実で、嘘なのか、人々が判断する。
一発で立ち直ったビール会社がある。
出会うほとんどの人が、俺が貢献者だとひっそりと話してくれた。

「聞く力」が試されています。
「利き酒」のように、本当の力が試されます。
真実を見抜く力です。
私達の良心に問いかけています。

真似許す 学んだあとに 試される

2021年4月17日
コメント
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