絵のタイトルは、「いつかきっと」です。
娘にしたいが、孫に返すことしかできない。
文章を書いてから、描き貯めた絵の中から文章に合う一枚を選ぶ。
以前は、絵を描き載せて文章を書いていました。
よって、ブログを書くたびに4時間を要しました。
元気でした。人物画を描くことが楽しかった。
今日のタイトルは、「苦手な娘」です。
娘から電話があった。
孫の写真を送ると言う内容だった。
娘は、私達(亡きかみさん)の初めての子だった。
大いに期待し、親が新米ゆえに手を掛けた。
娘は両親の期待に応えようとして頑張った。
傍から見ていて心配なほど良い子でした。
頑張り過ぎて、小さなほころび(ほつれ)が、時として破壊に発展した。
娘とののしり合いの喧嘩をしたこともある。
互いに傷をかかえ、一生懸命だった。
それが尾を引いているのか、未だにうちとけない。
電話をしても、一瞬の沈黙がまどろこしい。
警戒心がそうさせるのか気まずいのである。
次女は、長女の葛藤を傍で見て学習している分、要領がよい。
要領がよい分だけ、決断が遅い。
三女は、写真が圧倒的に少ない分、勝手に育った。
「苦手な娘」本人の資質なのか、私達の関わり過ぎのせいなのかぎくしゃくとしている。
私は二十歳で家を出た。
成人後の親父の記憶が乏しい。
成人前の怒られた記憶しかないとも言える。
「苦手な娘」を俯瞰では見られぬ自分がいる。
いつまでも、身内感が強いと言える。
申し訳ないと密かに想う自分がいる。
未熟な親だった。
打ちかけた 娘の涙 わが涙
2021年4月28日