絵のタイトルは、「たまねぎのダンス」です。
ベランダ野菜を眺めていて、想像しました。
風に吹かれて気持ちよさそうです。
偶然か、葉が摺れ合う間隔ではありませんでした。
長ネギの苗を200本(1200円)買ってきました。
植えないで置いておくと、元気な苗も葉先から枯れていきます。
植える間隔を考えました。
地域の先輩の話を思い出しました。「ねぎは、自分の影さえ嫌がる」
妻が言いました。「ねぎは、互いに競い合って大きくなる」
大きな畑を作物で埋めるには、収穫と草取り(機械で)を容易に行うことを理由に、
30cm間隔で一本ずつ白い部分に土をかぶせ植えました。
野菜づくりの指南書で見た正解は、10cmの土盛りをし、10cm間隔で植えるとある。
葱は、キュウリやナスの連作障害を抑えるコンパニオンプランツと説明があった。
葱を育てた土壌は、病原菌の少ないきれいな土になり、後の野菜が育てやすくなるとも書いてあった。
さらに苗を育て、30cm間隔に植え足し、これから育てるキュウリやナスの周りにも植えよう。
今日のタイトルは、「間合い」です。
間合いとは、
何かをするのに適当な距離や時機、あいだ。ころあい。
舞踊・音曲などで、調子や拍子が変わるときのわずかな休止の時間。
剣道などで、相手との距離。
(広辞苑より)
コロナで、すっかり「間合い」感覚が変化してしまいました。
知り合いから恋人になると、その間合いは2mから一気に30cmに縮まります。
長年連れ添い、布団は二つに、さらに部屋がそれぞれとなるようです。
慌てて植えた唐辛子は赤くなる(黄色くなる)前に冬を迎えた。
ビニールトンネルで囲ったが、見事に枯れた。
稲や野菜(根菜類)は、早く植えても遅く植えても収穫時期は同じころです。
野菜は、植える時期を間違えると、葉ばっかり大きくなって実を収穫することができません。
豆類が、そうです。早いと葉ばかりになり、遅いと実が太りません。
遠くの山の融け残った雪が、なにかの形に見えたら植える。
年によって、気候は変動するので、いい加減のような正解ではないでしょうか。
南の人は、約束した時間に必ず遅れる。主催者は、常に目標時間の一時間前から集合をかける。
北の人(特に年配の方)は約束時間より早く到着する。
混む前に来たなんて言いながら、1時間も早く到着する。慌てて、その人のために自分の車を移動する。
ジャストタイミングで食べて欲しいと、温かい料理のころあいを計っているのに、
先に一本つけることになる。
約束通りの時間にくる仲間に、もうできあがった、帰るぞと電話し、急がせる。
相手がつっかけてきたら、「ごもっとも」と聞く。
相手が満足しかけたところで、「間合い」を詰める。
ひるんだところで、用意した条件を出す。
駆け引きを楽しんで、ビジネスをした。
ネゴが大好きなパキスタン人の「来いよ」に応える。
いつもの落ち着く値段で買う。毎回しんどいけど、付き合った。
「間合い」は、人間関係のあやにより、微妙に違う。
これを読み間違うと、セクハラになりパワハラになる。
自然界で学ぶはずなのに、なんでも囲って促成栽培をしようとする。
温めるのにエネルギーを使い、水っぽい野菜を見た目だけで買うことに、慣れてしまう。
こんにゃろと 犬が吠えずり しっぽ振る
2021年4月22日