絵のタイトルは、「距離感」です。
盆栽を眺めている。
近いづいたり、距離を置いたり。
何処がいいのか分からない。
友人が選んで、床の間に飾っている旦那(盆栽)さん。
やっぱり、謎だわ。
やっと一人になれたのに、なぜ今更苦労の道を選ぶのよ。
再婚反対。
と、私と妻との再婚にレッドカードを出した友人二人が、我が家を訪ねて来た。
60過ぎのラブレターは、「こんな私でもよいですか」と履歴書を愛情のオブラートに包むようなもの。
今日のタイトルは、「妻の友人」です。
私の友人が、我が家に来ることがある。
妻の手料理で、大酒を飲んで、「また来るぞ」と脅しのような言葉を残して帰っていく。
古里に帰って来て3か月が経過した。
職場が一緒だった古い友人と妻は連絡を取らなかった。
多分、生活が落ち着いてからと考えていたのだろう。
嵐は突然やってきた。
私は、どこかに消えようかと考え、妻に打診した。
友人が来にくくなるからいた方が良いということになった。
私も、妻が選択したのはこんな奴ですと伝えなくてはと考えた。
解ったことは、友人と同じくらい妻は私のことを知らずに一緒になったと感じた。
ラブレターは功を奏しなかった。
結婚は、若かろうが歳を重ねていようが、無知からのスタートである。
「好きだよ」なんて、判じ物は単なるあいさつ程度のこと。
一緒になってから、沸々と発酵させて味になる。
発酵に失敗して、腐らせるか。
発酵の時の雑味も個性と楽しむか。
二人の感性に委ねる。
友人二人の質問は続いた。
興味は、何があったのか、何が決定打だったのか。
応える努力もせず、ありのままの自分を貫いた。
私の搭乗時間は、ソールと福岡の国際便程度であった。
昇ったかな、もう降りるのか。
コリアンエアーのスチュワーデスは、斜めになりながら免税品を売っていた。
あとは、尽きぬ話に3人は没入した。
よくも話があるものだ。
謎が解けたのか心配しながら見送った。
また来ると言っていたので、再婚の御朱印はいただけたのかな。
2022年3月24日