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ほら、カメラみて。
なかなか思い通りには動いてくれません。
今日のタイトルは、「赤い服」です。
子供に誕生日プレゼントは何が良いかと問われ、赤いシャツがよいと答えた。
しかも、複数のシャツが良いとも付け加えた。
望み通りの赤いシャツをプレゼントされた。
一つは、ポロ。もう一つは無名ブランド。
同じMサイズでも、ポロは生地が厚く、袖が長い。
つまり、洗い物ばかりしているから、仕事着には向かない。
お気に入りは、無名ブランドのほう。
役所に赤のシャツで、時間ギリギリに飛び込んだ。
若い女性が、目を見開いてにこっとした。
「にこっ」の意味はすぐにわかった。
続いて、年増の女性が、「赤が似合いますね」と声を掛けに来た。
これは、明らかに「奇抜」ですねの意味。
目立たぬ服装が定番の役所です。
私は、赤シャツの理由を以下のように説明した。
道路を渡る時、走る車からもわかるように、目立つ色の服装にしなければならぬからと。
歳をとって、道路を渡るのも遅くなったからねと、付け加える。
女性は、そう言われればそうですね。
靴も、リュックも赤ですね。
そう展開してきたかと思ったものです。
盛大に年寄りを宣伝しているようじゃないか。
その女性も、謎の微笑で席に戻った。
素直に、子供からプレゼントされたから着ていると、言えばよかった。
同級会の打ち合わせに女性が参加する。
どうして、いつまでも「女」なのと思わざるを得ない。
競って、自慢の料理を持参する。
目の前にいる男が、若い時好きだったのか、いつもと違うトーンの声になっている。
やれやれ、カフェのお任せ料理を出すスペースがない。
おまけに、自慢の料理を勧めているではないか。
妻と、今日は値段を下げますか。と話す。
私は、じっと待っている。
持参の自慢料理にいく箸が止まる時がくるのを。
見計らって、お任せ料理を出していく。
誰でも手を出す料理から順に出していく。
できるだけ温かい料理を出していく。
自慢料理は、すでに冷めている。
これまた自慢のパンを出したい妻を制する。
普段は作らない、えごまを入れたフランスパンを作ったのである。
今出したんでは、パンの価値がなくなる。
妻は訳が分からず、むくれ顔。
客の箸が動くのを観察しながら、次から次に料理を出していく。
えっ、まだ出るの。そうは言うものの、腹に納まっていく。
最後のピザを出して、これが最後の料理です。と妻に言ってもらう。
今日のお客さんの中には、酒が苦手な人が多いとみている。
すかさず、コーヒーはいかがですか。と勧める。
予想通り、酒が苦手な人が手をあげた。
そして、ここで初めてパンを勧めた。
お土産にしても良いですよ。
あにはからんや、包装をといて食べているではないか。
シンプルな味のフランスパンは、食べ飽きた頃旨いのである。
コーヒーにも合うのである。
このパンが欲しいが、普段も作っているのかと尋ねられる。
妻は、喜んで説明している。
赤いシャツを着るのは、少々目立ちたいからです。
赤い靴もリュックも同じ理由です。
こだわった一品は、使い続けても飽きないし、実に機能的である。
使い続けているから、赤い靴もリュックサックも、少々「紅(垢)」じみてきた。
「赤い服」でした。
赤い服をきていたのは、可愛い子ではありませんでした。
急ぐなよ 言ったではないか また割った
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