故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

出来ないくせに

2024-02-18 14:43:27 | よもやま話

絵のタイトルは、「雄姿」です。
木くらいですかね。
老木が貴ばれるのは。


今日のタイトルは、「できないくせに」です。
私たちは、年齢を盾にいろんな可能性をみずから潰します。
できるか、できないか、自らではなく誰かが判断します。
90歳で、100本の蜜柑の苗を新たに植えた老人の話を聞きました。
老人の奥さんも健康です。
「馬鹿じゃけえ」と友人に奥様は愚痴を言われました。
今更、苦労をしたくないのが本音でしょう。

確かに、体力は衰えています。
いろんなことができなくなっています。
かといって、誰かが自分たちの世話をするわけでもありません。
代わりに仕事をしてくれるわけでもありません。
やるしかないのですが、無理が効かないし、銀行も後押しはしてくれません。

役に立ちたい。
誰のために、何のために。
おぼろげですが、役に立ちたい。

子供たちは、親の健康を心配するあまり、何もするなと制限をかけます。
果たして、本気で心配しているのでしょうか。
証拠に、食べる野菜くらいは作れという。
そして、余る野菜を持っていくではないか。

「できないくせに」を横目で追いながら、ルーチンワークをこなしています。
やりたいことや見たいものは、未だにいっぱいあります。
誰に遠慮があるものか。
できるんだから、やればよい。

墓場に行くも、返されます。
病院にワクチン注射に行くも、薬ものんでないのかと医者に驚かられます。
年齢の盾は、恐れから見える幻なのではないでしょうか。

2024年2月18日
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