絵のタイトルは、「雄姿」です。
木くらいですかね。
老木が貴ばれるのは。
今日のタイトルは、「できないくせに」です。
私たちは、年齢を盾にいろんな可能性をみずから潰します。
できるか、できないか、自らではなく誰かが判断します。
90歳で、100本の蜜柑の苗を新たに植えた老人の話を聞きました。
老人の奥さんも健康です。
「馬鹿じゃけえ」と友人に奥様は愚痴を言われました。
今更、苦労をしたくないのが本音でしょう。
確かに、体力は衰えています。
いろんなことができなくなっています。
かといって、誰かが自分たちの世話をするわけでもありません。
代わりに仕事をしてくれるわけでもありません。
やるしかないのですが、無理が効かないし、銀行も後押しはしてくれません。
役に立ちたい。
誰のために、何のために。
おぼろげですが、役に立ちたい。
子供たちは、親の健康を心配するあまり、何もするなと制限をかけます。
果たして、本気で心配しているのでしょうか。
証拠に、食べる野菜くらいは作れという。
そして、余る野菜を持っていくではないか。
「できないくせに」を横目で追いながら、ルーチンワークをこなしています。
やりたいことや見たいものは、未だにいっぱいあります。
誰に遠慮があるものか。
できるんだから、やればよい。
墓場に行くも、返されます。
病院にワクチン注射に行くも、薬ものんでないのかと医者に驚かられます。
年齢の盾は、恐れから見える幻なのではないでしょうか。
2024年2月18日
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