故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

のびしろ

2025-01-07 03:43:21 | よもやま話

絵のタイトルは、「鳥栖の女」です。
絵にすることで、感動を伝えたい。


引き算を やめて足し算 掛け算に

今日のタイトルは「のびしろ」です。
のびしろ(伸び代)とは、
・金属などの、折り曲げたり熱したりする際に生ずる伸び。また、その長さ。
・今後発展・成長してゆく可能性や見込み。
(広辞苑より)

私たちの年代になると、あれができなくなった、これも限界と嘆き節を聞きます。
確かに若い時にできたことができなくなる。
特に運動や耐力のことです。
67歳で転職をしました。
カフェのオーナーから農業従事者(1000m2以上の農地を有し、農業をするもの)に転職しました。
生産したものを売ってはいません。
買って送る代わりに、中元や歳暮に使う果物、野菜や加工品(パン、ジャム、アップルパイなど)を生産しています。
好きで、耕作放棄地の雑木伐りや草刈りをしています。
切った雑木を用途向け(キャンプ場は35cm、竹炭工房は1m、釜炊きボイラーは50cm)に加工し持ち込みます。
伐った雑木にしても、採れ過ぎる野菜や果物(梅、渋柿)も都会の友人(捌ける人)に送ります。

少子高齢、過疎に悩む島です。
都会でも限界集落(生まれる赤ん坊より亡くなる人の数が多い)が増えてきました。
やりたくてもできなくなった老人に代わり草刈りをします。
老人は心を砕かなくて済みます。
訪ねた人も里の風景を楽しまれます。

経験値の「のびしろ」が格段に増えました。
多面的に時空を超えて、経験したことが生きています。
休む暇もありません。
そういいながら、順番さえ間違えなければ、時間が解決してくれます。
ネガティブになることもありません。
まっすぐ飛ばせば、飛距離が伸びるゴルフのようなものです。
なにしろ、感動を素直に伝えることができるようになりました。
ひねくれ者(成長を過度に急ぐ)の若者だったころは、想像だにしなかったことです。
歳を重ねるのも悪くない。

2024年1月7日
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大股で歩く | トップ | ところで »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よもやま話」カテゴリの最新記事