故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ありえない話

2020-01-18 11:23:46 | よもやま話

タイトルは、「あっち向いてほい」
指さす側を向いては負けのゲームです。
素直に言われるままに向いてみるか。
言われるままが嫌なのです。


私は、コップに水がある限り書き続けます。
得意な、「コップに半分水がある。」、「あなたは、何を感じますか。」
ああ、いっぱいにしたい。かつてのように。か、
まだ、こんなにもある。命の水を大切にしよう。
このブログにとっては、コップの水は、読者のことです。

さて、今日のタイトルは、「ありえない話」です。
あり得ないことがあるから面白い。
妻のパンツが、トイレの便器の前に、そう足の位置の少し前に落ちていました。
当然、夢です。これは、何を暗示しているのか寝床で考えました。

水の一滴が、長い時をかけて岩に穴をあける。
川の流れに入った小石が、岩の穴で水流に押され旋回し、岩に穴をあける。
水滴に混じったカルシュームが、都度析出し石柱を作る。
光りが山を破壊する。音で家が壊れる。
すべて、科学者が長い時をかけて解決してくれます。

「ありえない話」のスケールは、その人の柔軟な考え方に由来する。
憧れの女性から、「好きだ」と告白される。
夢見る夢子さんの作り話ではありません。
何人かの若者に風呂にも入らず、汗をかいていただく。
汗がたっぷり浸み込んだシャツをビニール袋に入れる。
若い健康な女性に、それぞれのシャツの臭いを嗅いでいただく。
その女性にとって、香水以上のかぐわしい香りのシャツがある。
仮想結婚をしたとして、遺伝子を調べると、「高い免疫力」を持った子孫ができると科学者が言っていた。

これも科学の話である。
「沁みる」という言葉がある。
いわゆる感動することです。
音楽を聴き、言葉に触れて一瞬にして虜になってしまうことです。
優れた歌手は、最初の発声で人々の琴線を震わせる。
どうしてなんて言わない。科学に頼らない。
そうなんだから、しようがない。
素直になろう。

「ありえない話」こそ、私たちの日常で忘れられていることじゃないでしょうか。
毎日、きっと毎日触れていることでしょう。
見過ごしてしまうのは、柔軟でないし、真っ白ではないからではと考えてしまう。
妻の何気ない一言に、感動が潜んでいるかもしれない。
真剣に人の話や行動を見ていると感じることなのではないか。
そんなことをパンツから発展して考えました。

ありえない あんたが礼を あっち向く

2020年1月18日

<<あとがき>>
雪の道に出て、郵便屋さんを待っている。
毎日届く娘からの絵手紙を母は待ちきれず、軒先で郵便屋さんを待つ姿。
届いた絵手紙を並べてみたら、8畳間一間では足りなかった。
私もある人を、寒い日待ちきれず軒先まで引きずり出したい。
(筆者)
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北海道大学前の飲み屋

2020-01-17 06:29:29 | よもやま話

これしかありませんね。
「一杯いかが」です。
拝島のカフェの前にあった置物です。


愛される飲み屋とはどんな店と自問している。
カフェに来られるお客さんは、リピーター客です。

月の半分は、夜の予約で埋まります。
飲み物、食べ物持ち込みOKのお店です。皆さん、好みの酒を持参されます。
一組だけの予約です。
すべての予約におまかせ料理を作っています。

我が家の畑で採れるものを中心に料理を作っています。
私は、味見係です。
正直に私たちが美味しいと思うものだけを出しています。
サラダに始まり、唐揚げに餃子(旬の野菜の天ぷら他)、メイン料理は煮物です。
腹の足しにとお好み焼きとピザを出します。
パン(小麦全粒粉、ライ麦入り)も出します。
締めは、コーヒーにデザートです。
もう出さんで良いと言われます。これでやっていけるのかと心配されます。
最後にタッパに詰めて帰られます。

前置きが長くなりました。
今日のテーマは、「北海道大学前の飲み屋」です。
札幌を訪ねると、多くの人がすすきの方面に向かわれます。
すすきの以外に美味しい店がたくさんあります。
地元の人がお客さんの店です。
その日も雪道を一時間ばかり、店を探して歩きました。
途中、これぞと思う店に入ったが、ビールと付け出し代を払ってすぐに出ました。
なにも知らずに歩いていたら、北海道大学前に出ました。
大学の教授がノーベル賞をいただいたか何だかの日でした。
これなら好みの店があるかもしれないという雰囲気の通りでした。
多くの人に踏まれたと思われる木製の階段に誘われて二階に上がりました。
カウンター席に座り、サッポロビールを頼みました。麦芽100%の北海道限定が出てきました。
つまみはお任せで頼みました。カウンター席の隣のお客さんが頼んでくれました。

店のおすすめの「オスのししゃも」と「はっかく」でした。
それだけで腹がいっぱいになる量でした。
ししゃもは、ムカワ産でした。川に遡上する前に赤くなる。
はっかくは、愛嬌のある顔つきでした。
脂が程よくのり、ほくほくとほどける身が舌にまといつきました。

札幌出張の時は、行く店の一つになりました。
札幌は、福岡と並び出張族の天国と言われる。
一度足を踏み入れて虜になり、帰るときは行くものも送るものも涙と聞きました。
なにが虜にするのでしょう。
海と山の幸が手ごろな値段で食べられる。
新鮮な素材を人柄で美味しくしてくれます。
どちらの地域も、底抜けに明るい人たちばかりです。
なにより、誇りを持っており正直です。
自分が美味しいと思うものだけを出す感じです。
旬を追い、伝統の味付けにこれでもかと新しい味を追求している。
人々は、柔軟なのです。
だから、出張族を温かく受け入れ家族のように付き合ってくれる度量がある。

「北海道大学前の飲み屋」でした。

美味しいは 手塩と気風 醸し出す

2020年1月17日
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帯広長屋横丁

2020-01-16 10:19:04 | よもやま話

府中市役所前で見た彫像です。
タイトルは、「寒くなーい」です。
若いころ裸体を見た時と少し変わってくるのです。


記事の内容に応じて、その日の絵を決めている。
今日はどんな絵になるか楽しみである。
今日のタイトルは、「帯広長屋横丁」です。

私は、元来胃腸が丈夫なのかこれまで大病もなく飲めてきた。
酒を飲まずとも多くの失敗をしている。
酒のせいにすることだけは避けたい。

帯広で、製粉工場の建設に携わったことがある。
営業でありながらプロジェクトマネージャーもした。
建築との合同会議に出席し、部分最適より全体最適を目指そうと提唱した。
なぜこの梁、開口が必要なのか設計段階で建築側に要望し建築の構造設計に反映していただいた。
寒い帯広の工場での全体空調に機械の排熱も利用するよう発案した。
その会社は、製粉工場を建設するのは初めてであった。もちろん操業をしたこともない。
九州の製粉工場に依頼し、帯広のオペレーターたちを九州に案内し工場見学をした。
帯広の工場の運転開始には、九州の製粉会社にオペレーター教育をしていただいた。
どちらも、切羽詰まった要望であり快い協力であった。

私は、仕事で地方に出かけると飲み屋さんを探すのが楽しみでもある。
まず、地元の方に情報をいただき自らの足で時間をかけて探すのである。
あるときは、飲み始めるまで一時間もかかる。
帯広には長屋横丁がいくつかある。三つめか四つ目の横丁に行き当たった。
ボンカレーの古い看板が横丁の入り口にあった。女優の松山なにがしかの看板である。
トリスの看板があったり、金鳥の看板もあったりして、レトロそのものであった。
トイレは、横丁に一つだけ。
入り口から三軒目に入った。お客さんが多かったからである。
8人も座れば満杯のお店であった。初めての店はカウンターに限ると決めている。
頼みもしないのに、次から次に小さなつまみが私の前に現れた。
私が頼んだつまみは、隣の客にも出ていた。
大柄で色白のおかみさんが、店主であった。
一つ作るのも二つ作るのも同じ手間と言われた。
つまみが縁で隣の人と、また他のお客さんと話をするようになった。
いつしか、店は同じ話題で盛り上がっていた。
おかみさんは、白系ロシア人のハーフだと言われた。
戦後、引き揚げてきたときから目鼻立ちが違うことでいじめられたとも話された。
私は、滞在期間中毎晩その店に通った。気に入ったらとことんである。
通うごとに裏メニューを食べさせていただいた。
そうして各地に行きつけの飲み屋さんができてくる。
年間100日以上出張していた頃の楽しみであった。
どの店にも、思い出がある。
一緒に行ったお客さんとさらに仲良くなったのもそんな店でのことである。

でも、もう一度行きたいかと今問われたならば、答えは「もういい」です。
年賀状も年々減っていき、友人と思っていた会社関係者とも今は付き合っていない。
張り詰めた緊張をほぐすこともない。
贔屓の店も変わってくるのである。

油もの 食べて元気に 今もたれ

2020年1月16日

<<あとがき>>
調子にのって、昨日もゴルフに行きました。
ここでは雪でも、ちょっと南のほうでは雨でした。
やっと晴れたのは、午後からでした。
午前の不調を回復することもなく散々な結果でした。
1.5ラウンドどころか、二日連ちゃんはさすがにきつかった。
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1.5ラウンド

2020-01-15 05:36:40 | よもやま話

絵のタイトルは、「めざす」です。
いくつになっても、めざすものがあるのは嬉しいことでしょう。


今日のタイトルは、「1.5ラウンド」です。
昨日は、先輩、先輩の友人と私達でラウンドしました。
1ラウンド終わっても余力があるのか、「もうハーフしたいな」と先輩たちから声があがりました。
結果が思い通りでなかったとも考えられます。
先輩も友人も70代後半です。
コース内をカートで回れるコースでした。腕前も似たようなものです。

ゴルフを始めたころ、夏の暑い日差しのなかでやっと1ラウンド終わったと思いきや、
もうハーフと誰かが声をかけました。勝ってるものはさらにやっつけてやるかと受けて立ちました。
人一倍歩く、打つ回数が多い私は、「ええ、まだやるの」という感じでした。
今から帰ると、都心で高速が混むから、ハーフやっても同じ時間と計算されたのかもしれません。

その仲間も、一人か欠け二人欠け、残っているものだって大病を克服したものばかりです。
それでも、年間50ラウンド回っておられます。
仲間がいると言うことでもあり、体力、時間とお金に余裕があることになるのでしょう。
妻と再婚したころ、私はゴルフを習いたてで面白くなるころでした。
妻も先輩に手ほどきを受けました。
週末、義兄のサポート(食材を届け、会話する)をしに行くだけでなく、ゴルフの練習が加わりました。
妻も私もはまってしまいました。そして、去年はついに私達も年間50ラウンドの仲間入りをしました。

地域の友人も社長業を息子に譲り、平日もゴルフができるようになりました。
それまでは、早朝ゴルフをしたのち仕事でした。
開眼したのか、腕もあがりました。私の良きライバルです。
この辺りは、10分で行けるゴルフ場も多く、いわゆるゴルフ場銀座です。
選択肢も多く料金も安い。先輩は我が家に泊り、1ラウンドして帰る。
ゴルフの前後に、地域の友人たちといっぱいやるのが通例です。
先輩もゴルフ後の長距離運転は少しきつくなったとのことでした。

ゴルフ好きの「もうハーフ」は、単なる負けず嫌いの象徴です。
まだまだ元気です。そのうち、掛け声だけの「もうハーフ」になることでしょう。
認知が始まりスコアのつけ方だっていい加減になるはずです。こんなもんだろう。
私は、いまだに先輩を越えられません。先輩の溜引が下がる音が聞こえてきます。
1ヤードでも先輩のボールが飛んだ時は、わざわざ皆を呼んで喜んでいます。
生きがいはどこに転がっているかわかりません。
私のナイスショットが木に当たると、ほくそ笑んでおられるようです。
いつまでも、師匠を越えられない私です。

目標は 自然が相手 越えられぬ

2020年1月15日
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二足のわらじ

2020-01-13 10:53:09 | プロジェクトエンジニアー

拙い絵です。
タイトルは、「どうか伸びてください」
種を蒔けば芽を出せ、伸びろと応援します。
そして少しだけ美味しい想いもします。


4日振りの投稿となります。
満を持して書きます。
タイトルは、「二足のわらじ」です。
夢を追っかけ、多くの人々が現実に戻っていきます。
家族のために金を稼がねばと、夢を一時中断します。
そのまま幸せな人生を送ることになるやもしれません。

仕事(地域おこし協力隊)柄、多くの会議に出ました。
必ず、講師の方がおられました。
講師の方にもいろいろな方がおられました。
実際に地域活性化をしている人がほとんどです。
地域活性化を本業にしている人は、皆無でした。
大学の先生は、地域活性化を研究テーマにあげて取り組んでおられました。
教授としての地位と給料は保証されているように見えました。
リスクをとらない人の話は、鵜呑みにできない。

私の印象では7割(総務省の発表はもっと大きい)近くの隊員が、また都会に戻っていきます。
このまま移住したいけど、食べる道がないからです。
家族を抱えていればなおさらのことでしょう。

夢を持って入った道です。なんとか、続けられる方法はないものかと、ここ数日考えていました。
そこで、「二足のわらじ」です。
なんとか食える方法を都会ですればよい。
移住したい場所で、夢を追いかければよい。
行ったり来たりが、できないものか。
都会では、空き家と耕作放棄地がない。
田舎では、人材がいない。
仕事ができる場所をフリーにすれば可能です。
しかし、そんな仕事はない。

地域おこし協力隊員に限ったことではありません。
夢がある。追いかけたいが逃れられない現実がある。
新幹線があり、飛行機や車も使えます。その気があれば、移動手段は足かせにはならない。
ロシアの食料自給率は、90%を越えると聞きました。
有り余る国土のほんの一部で、自分たちが食べるものを作っているからです。
それが許される環境(常識)があると言えます。

熱海でシェアハウスを勉強し、故郷の島根県浜田市で始めたいという若い女性がおられました。
漁師になりたかったと、大間でまぐろの一本釣りに挑戦する人がいる。
本業の石工でしのぎ、ある時期だけ一本釣りに挑戦する。
釣果はゼロ。しかし、家族も見かねた地元の漁師も応援する。

問題は、夢があるかどうかです。
その道を始めるための「二足のわらじ」です。
考えて見れば、ほとんどの人が大なり小なりしていることです。
週末であったり、通勤時間に本を読んで準備をする。
夢は遊びであったり、職業であったりします。

オーストラリアの河畔で、ボートハウスに暮らす若夫婦がいた。
それぞれ、3つの仕事をしていた。
大いに働き、大いに遊ぶと言って微笑んでいた。

子育てのために、田舎に住む。
定年後は、田舎に住む。
期間はほんの一時期です。理由もいろいろでしょう。
それができる環境がない。
そして、誰か(行政やお人よし)が準備してくれると甘えている自分がいる。
人の気持ちには蓋ができない。一瞬で恋をしてしまう。
どうしようもない好きと嫌いです。
このことを尊重できないのでしょうか。
夢と現実をうまく折り合いをつけられないものでしょうか。

至った結論は、気持ちです。
こうしたいと言う熱意です。
熱意に、誰しも好感を持つはずです。
熱意があれば、周りにも気が回る。明瞭な目標があるからです。
なんとか食えて、夢を追える。こんな素晴らしいことはない。

「二足のわらじ」こそ、疲弊した地域の活性化につながると考えます。
大いに歓迎できる地域こそ生き残れる。
なぜなら、「二足のわらじ」を受け入れる度量があるからです。
移住が先なんて言わないで、好き勝手に行ったり来たりでよいでしょう。
その中の何人かは、きっとその地域が気に入ってくれますよ。
だって、二足のわらじの片方は、その地域に踏み込んでいるからです。

分かれ道 どちらの道も 素晴らしい

(迷うことなかれ。筆者)

2020年1月13日
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