*2013年4月4日撮影
4月になりました。
冷たい雨や寒い風の日が続いて、しばらくお休みになってしまいました。
今日の午後から、ようやく久しぶりの暖かい日差しが戻って、いつもの鶴ヶ城公園へ出かけました。
鶴ヶ城公園で一番早く咲く樹木の花は、小さいお稲荷さんの隣にあるサンシュユの黄色い花です。
そのサンシュユの花をごらんください。
サンシュユが咲いてから、その隣にある梅が咲きます。普通の梅や桜はその後、しばらく後になります。
今年は雪が多かったのに、花が咲くのは早いようです。梅も桜も一斉に咲くかもしれません。花が咲くのは楽しみなもの。心うきうきします。
*2013年4月4日撮影
サンシュユというのは、漢字で山茱萸と書き、中国名をそのまま音読みしているのだそうです。
山茱萸はヤマグミとも読め、サンシュユがグミに似た赤い実をつけるところからその名が付いたようです。サンシュユの実は漢方薬としてはヤマグミと呼ばれます。
日本の植物学者牧野富太郎博士は、この木にハルコガネバナ(春黄金花)という晴れやかな名を付けましたが、あまり浸透しなかったようです。
*2013年4月4日撮影
これは開き始めた花のアップです。
サンシュユの花は、小さな花の集合体です。
花盤と呼ばれる基部から花柱が伸び、その先に小さい黄色い花が付いています。
まだ開いていない花が多いですが、4枚の花びらが開きます。白い雄しべも4本、小さい黄色い花から突き出しています。