
*2013年4月5日撮影
今年もアズマイチゲが花を咲かせました。
春の初めは地面の上には小さな花たちがひっそりと咲いています。
そのなかでもアズマイチゲは群生するので、たくさん咲いている場所に出会うと見事です。ただ、今年はあまり数が多くないように思います。

*2013年4月4日撮影
アズマイチゲ(東一華)というのは、東国の一輪咲きの花という意味です。
今は九州でもアズマイチゲが普通に見られるそうなので、だんだん西の方に進出していったのでしょうか。
アズマイチゲは春にだけ見られる草で、夏になると地上部が枯れてしまい、翌年の春まで地下茎として過ごします。
カタクリなどと同じくスプリング・エフェメラルと言われる植物で、一生のほとんどを地下茎として生きています。
一年に一度ほんの短い間だけ花を咲かせ葉を広げることを許され、生きているぞと喜びをはじけさせているのだと、そんなふうに思います。