*2015年12月18日撮影
今日は雪の予報でしたが結局降りませんでした。
午前中は少し晴れて、午後からは曇り空。寒い一日でした。
田んぼの畦に小さなススキのような穂がたくさん揺れています。
これはチガヤです。
本来春の草ですが、秋にも穂を出します。
もう冬なのですが雪が降らず暖かいので、たくさん穂を出しています。
葉は枯れています。
*2015年12月18日撮影
チガヤは「千茅」と書きますが「茅萱」と書くこともあるようです。
「茅」「萱」はいずれもカヤで、ススキなどの総称です。
チガヤもススキと同じようにかやぶき屋根などに使われた、カヤの仲間です。
チガヤは背が低いのですが群がって生えることから、千のカヤの意味でチガヤというのだそうです。
*2015年6月1日撮影
これは6月に撮影したチガヤです。
茶色っぽいというか赤っぽいというか、この穂の色は花が咲いているのです。
花が実になる頃、綿毛がもっと伸びて、白い穂になります。
葉は青くてみずみずしいですね。冬のチガヤとは違います。
チガヤは古くから生活に密着してきた雑草です。
若い花穂は甘くて食用に、根茎は薬用に、茎は屋根を葺くのに使われたとされています。
端午の節句に食べるチマキというのは、もともとはチガヤの葉で巻いたのだという説もあります。